NTTドコモと、韓国の通信事業者KT Corporationは、韓国のNFC電子マネー事業者eB Card Corporationが提供する電子マネーサービス「Cashbee」の今後ドコモが発売するスマートフォンへの利用検討に合意し、覚書を締結した。
「Cashbee」とは、2010年8月にロッテグループのeB Card Corporationが開始したNFC対応のプリペイド型電子マネーサービス。韓国国内のロッテグループのデパートやコンビニ、地下鉄、バス、タクシーなど約5万2千か所で利用可能。ユーザー数は約500万人。
NFCとは短距離無線通信規格であるType A、B、Felicaの上位互換のある国際標準規格のこと。
両社は、ユーザーが両国のNFCサービスを利用できる環境の2013年度上期構築を目指す。今後は日韓両国のサービスプロバイダーによる、電子マネー、クーポン、交通など様々な分野のNFCサービスの相互展開の可能性を探る。
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