「Teradata Aster MapReduce Appliance」は、リレーショナル・データベースと、MapReduce技術を統合した並列処理型のソフトウェア「Aster」を、ハードウェア・プラットフォームにインストールしたビッグデータ分析のためのアプライアンス製品。今回は英語バージョンを販売し、2013年初頭には日本語対応バージョンをリリースする。
この製品の特徴は「SQL-MapReduce」と「SQL-H」の2つ。SQL-MapReduceは、Webアクセスログ、テキストデータ、マシン・センサーログデータといった多構造化データを分析する際に、高頻度で利用される50以上のMapReduce処理を関数として事前にパッケージ化し、分析ユーザーがSQLの関数として呼び出せる機能。これにより多構造化データに対する並列分析処理を、SQL記述とほぼ同等のスキルで対話的、反復的に実施することができる。
また、Hadoop分散ファイルシステムに対してSQLおよびSQL-MapReduceで直接アクセス可能な SQL-H機能も提供。分析ユーザーはSQLおよびSQL-MapReduceを用いるだけで、構造化データと多構造化データの両方を扱うことが可能となる。
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