窓からの外光を活かして撮影する場合 目立つ「影」を薄める方法
次に、横から入る光の場合を見てみましょう。これは窓からの外光を活かして撮影する場合などに応用できます。

室内で撮影する場合、窓などの横から入ってくる光を使う例はよくあります。作例ではライトボックスを横の位置にセッティングして光を当てました。

横から入る光の場合、影が目立つようになります。手の部分の右側にあたる後ろ部分は、はっきりと影が見えています。

赤のラインのような流れで光が反射します。
ここでもレフ板を活用します。横から入る光をレフ板で反射させ、影になっている部分を照らします。赤いラインで示している流れで光が反射し、被写体を照らしています。

レフ板を使うことで被写体の影がだいぶ見えなくなりました。影を薄めることで、被写体をより明るくして写すことかできます。
光の入ってくる方向とそれによってできる影の部分を確認して、効果的にレフ板を使うことでより、被写体を明るく、見映えがするように写せるわけです。先に述べたように、白い厚紙等がレフ板として代用できますから、ぜひチャレンジしてみてください。
次回は、これまで見てきた項目を活用し、撮影セッティングをしていきます。