1. Google アナリティクス 対象プロファイルの選択
最初にGoogle アナリティクスの対象プロファイルを指定するプルダウンメニューが表示されます。リマーケティングタグを設置済みでリマーケティングを実施する対象サイトのGoogle アナリティクス プロファイルを選択します。

2. リマーケティング タイプの選択、リスト名の入力
次に、リマーケティング タイプを指定します。ここは、今回の作成手順で一番重要なポイントになります。リマーケティング タイプは以下の4つから指定できます。
- サイトを訪問したすべてのユーザー
- サイトの特定のページやセクション(例:ホームページ、ランディングページ、ショッピングカート)を訪問したユーザー
- コンバージョン目標に到達したすべてのユーザー
- ユーザー セグメントを使用して独自のリマーケティング タイプを作成する
特に4つ目のタイプがGoogle アナリティクス リマーケティングの特徴です。それぞれのタイプを1つずつ解説しましょう。

サイトを訪問したすべてのユーザー
サイトを訪問したすべてのユーザーを対象にする場合に選択します。この場合、タイプの設定作業はこれで終わりなので、次のリスト名の入力に進みます。
サイトの特定のページやセクション を訪問したユーザー
特定のページやセクションを訪問したユーザーを対象にする場合に選択します。この場合、特定のページを指定する入力欄が表示されますので、サイトのページまたはディレクトリの URL を入力します。正規表現でURL のパターンを指定することも可能です。

コンバージョン目標に到達したすべてのユーザー
コンバージョン目標に到達したすべてのユーザーを対象にする場合に選択します。コンバージョン目標とは、Google アナリティクスで設定する目標のことです。このリストタイプを指定するには、Google アナリティクスで「目標の設定」を事前に実施する必要があります。事前に目標を設定している場合、ここにプルダウンで目標が表示されますので選択します。

ユーザー セグメントを使用して独自のリマーケティング タイプを作成する
セグメントを使用して独自にタイプを指定する場合に選択します。

この4つ目の機能がGoogle アナリティクス リマーケティングの最大の特徴です。ユーザーをセグメントするためにフィルタを指定することができます。このユーザーセグメントの作成方法は、Google アナリティクスのアドバンスセグメントとほぼ同様です。さらに、フィルタはマルチセッション(複数回のセッションにまたがる訪問)データに対応しているため、フィルタには2つの種類があります。

「ディメンションおよび指標フィルタ」「シーケンスフィルタ」のいずれかを選択します。どちらもマルチセッションデータを使ってユーザーをセグメントできます。どちらもセグメントするために、ディメンションと指標を指定することには変わりありませんが、「シーケンスフィルタ」はステップ(順序)を指定できる機能を持ったフィルタです。


シーケンスフィルタを選択した場合は、マルチセッションにおけるステップ(順序)を指定します。 「シーケンスフィルタ」のステップについては、ステップの前後の間隔についても指定できます。

この2つのフィルタを使ってユーザー セグメントする場合は、期間内のセッションごとではなく、過去7日間のすべてのセッションを通してユーザーの行動を把握できます。たとえば、過去7日間の間に3回訪問して、4回目にコンバージョンしたユーザー。というフィルタの指定ができます。「セッション単位」ではなく、「複数のセッションを発生させたユーザー」を指定できるということです。
リマーケティング コードを設置して 7 日経っていない場合は、実際に経過した期間だけでユーザーの行動が評価されます。たとえば、3日前にコードを設置したのであれば、過去3日以内に3回訪問し、4回目の訪問でコンバージョンしたユーザーのみが、リマーケティングの対象になります。現在のGoogle アナリティクスでは、この過去7日間という設定は変更できません。