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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

「Google アナリティクス リマーケティング」が変える広告と解析の世界

マルチセッションフィルタを活用した高度なリスト作成とリマーケティング基本戦略

見積もりデータの確認とリストの保存

 次は、見積もりデータの確認とリストの保存です。

4. 見積もりデータの確認

 [見積もりデータを確認をクリックすると、このリストの条件に該当するおよそのユニーク ユーザー数がわかります。([見積もりデータを確認ボタンの左側に表示されます)

 [見積もりデータを確認機能では、過去N日間を振り返り、その期間に条件に該当したユーザー数を確認します(Nは先ほど設定した「有効期間」です)。これは過去のトラフィックに基づき、条件に該当する未来のユーザー数を予測したものです。設定時点では、データに基づいた推定値である点にご注意ください。

 見積もりユーザー数が極端に少ない場合は、セグメントを見直すなどの検討が必要です。リマーケティング リストに合わせて広告配信を行うには、100個以上のユニークな Cookie (リストの対象が100ユーザー以上)がそのリストに追加されている必要があります(この最低条件は AdWords の配信要件です)。

5. リマーケティングを実施するAdWords プロファイルの選択

 見積もりデータを確認し、有効なユーザー数をリスト化できそうであれば、広告配信を行うAdWordsのアカウントを選択します。

6. リストの保存

 AdWordsアカウントを選択したら保存します。保存後に設定を変更することはできませんので、今一度設定内容を確認し、保存することをおすすめします。

 以上で、リマーケティングリストの作成は完了です。あとは、AdWordsでリストを選択し広告配信を実施します。AdWords側では、カスタムの組み合わせリストを作成することが可能です。複数のリマーケティング リスト(アナリティクスで作成したリストを含む)を組み合わせて、ターゲット ユーザーを設計できますので、より戦略的に広告配信を実施できます。

まとめ

 今回は、リストの具体的な作成方法と基本的なリマーケティング戦略についてまとめました。次回は、ウェブサイトの特性や具体的シーン別のリマーケティング戦略について解説します。ぜひ、ご期待ください。

※ご紹介したリマーケティングの考え方は、あくまで参考案としてご理解ください。サイトの特性により、リマーケティング施策がそぐわない可能性もあります。施策の成功を確約するものではありません。

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この記事の著者

山田 輝明(ヤマダ テルアキ)

NRIネットコム株式会社 クラウドテクニカルセンター 副センター長 兼 営業DX推進担当

2009年にNRIネットコムに入社。デジタルマーケティング事業を立ち上げ、特にGoogleアナリティクス、デジタル広告に関するビジネス拡大に注力。2018年にNRIネットコムから一旦退出し、株式会社MeeCapを設立、スタートアッ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/11/21 11:00 https://markezine.jp/article/detail/16788

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