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「AdGang」が選んだ今週の一押しキャンペーン

“ハンパない吸引力”をド直球に表現する、掃除機ブランドの“架空”トンネル広告

 海外の広告・宣伝・プロモーション事例情報を提供している「ブログタイムズBLOG」からの厳選記事を紹介するこの連載。「借景」という言葉がありますが、ある風景を借りて掃除機の吸引力を表現した広告をご紹介します。こんな掃除機がホントにあったらスゴイですよね。毎週水曜日更新。

キャンペーン概要
  • 時期:2012年
  • 国名:スロバキア
  • ブランド:Miele
  • 業種:家電

トラックも吸い込む掃除機? ソーシャルメディアで話題を集めた動画広告

  ドイツの白物家電メーカーMieleが新しく発売する掃除機「S8 Vacuum Cleaner」のユニークな屋外広告。この掃除機の1番のウリである“物凄い吸引力”を訴求することが狙いです。

 今回は、屋外広告といっても場所がすでに用意されている看板広告の類ではなく、高速道路にあるトンネルをメディアに仕立て上げます。

 広告用に手を加えた姿がこちらです。

 こんな風に自家用車やトラックがすごい勢いで掃除機のホースに吸い込まれているように見える、という仕掛けです。

 このトンネルの上に仕掛けた看板広告ですが、実際のところはお金をかけて看板を設置しているわけではなく、Web用にアップするプロモーション映像用に合成したに過ぎません。いわば架空の看板広告です。

 この「トンネル掃除機に車が“吸い込まれていく模様”」をWebで公開したところ、スロバキアのオンラインメディアでニュースとして取り上げられ、生活者からは「これって本当なの??」といった感じでソーシャルメディアで話題になったそうです。

 一般的にメディアとして考えられていないものを、自由な発想で訴求力の高いメディアに変えた今回の企画。「掃除機の吸引力のすごさ」を、愉快な形で表現する“目の付けどころがシャープ”な実際には存在しない架空のトンネル広告です。

 WebのPRを前提にして、架空で広告を制作する視点も秀逸。それが単なるバズに終わるのではなく、掃除機のメインベネフィットまでダイレクトに訴求できるコミュニケーションに昇華できた点が素晴らしいですね。

動画はコチラ

参考サイト

I believe in advertising

先週の紹介キャンペーン

 記事転載元:ブログタイムズBLOG

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この記事の著者

山田 健介(株式会社PR TIMES)(ヤマダケンスケ (PR TIMES))

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MarkeZine(マーケジン)
2012/12/05 08:00 https://markezine.jp/article/detail/16872

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