ブレインパッドは、自動車の電子制御などの技術を持つテクトムと業務・資本提携し、独自のテレマティクス(※)サービスを共同で開発・提供する。また、ブレインパッドは、テクトムが第三者割当増資により発行した新株式を取得した(発行済株式総数に対するブレインパッドの保有割合は10.20%)。
テクトムのテレマティクスデバイス開発技術とブレインパッドのデータマイニング・最適化技術のノウハウを融合することで、毎秒単位の詳細な車両情報をリアルタイムに収集し、従来のドライブレコーダーやデジタルタコグラフではできなかった、危険な運転行動の予測などを行うことが可能になる。
両社は、本サービスを官公庁などの行政機関や自動車メーカー、リース会社、運輸関連業、保険業などの法人向けサービスとして順次展開。コンシューマー向けのサービス展開も視野にいれている。
(※)テレマティクス:テレコミュニケーション(Telecommunication=遠距離通信)とインフォマティクス(Informatics=情報工学)から作られた造語。車などの移動体に通信システムを組み合わせリアルタイムでの情報収集やサービス提供を行う。
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