ネットイヤーモビーは、業種別(大業種18種/中業種272種)に分類した国内上場企業3547社を対象に、スマートフォンサイト(コーポレートサイト、サービスサイト)、アプリ(iOSアプリ、Androidアプリ)の導入状況調査を行い、その結果を発表した。
スマートフォンサイトの最適化またはアプリ配信を行っている企業は819社で約23%。そして、スマートフォンサイト最適化を行っている企業は564社で約15.8%。スマートフォンアプリ(iOSまたはAndroid)配信を行っている企業は496社で約14%であった。スマートフォンのサービス提供を行う場合はアプリ配信よりも先にサイト対応から行う企業が多いと推測できる。
また、スマートフォンサイト対応またはアプリ配信が多かった業種は「メディア・IT」という結果に。「専門情報サイト」「モバイルコンテンツ制作・配信」の割合が他業種と比較すると著しく高かった。
中業種別で見ると、大業種「金融」に属している「銀行」が50%を超えていた。さらに銀行のスマートフォンサイトを調査したところ、モバイルバンキングのリンクがページ上部に掲載されていることが多かった。モバイルバンキングサービス提供を行う為に、スマートフォン対応が進んでいると推測される。
【調査概要】
調査期間:2012年10月1日~2012年11月15日
調査対象:国内上場企業3547社
調査方法:上場企業情報サイトKmonos(クモノス)掲載企業データ利用、スマートフォンのブラウザ目視調査、App store/GooglePlayに掲載されているアプリ調査
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