SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第107号(2024年11月号)
特集「進むAI活用、その影響とは?」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

初心者向けネット広報・PRのキホン

自社ネタが弱くてもメディア、ユーザーの目に留まる! 調査リリースを成功に導く4つのポイント

 客観的に自社のネタを眺めて「これじゃあニュースで取り上げてもらえない…」「一部のコアなユーザーだけは反応したとしてもマスには響かない…」など、ネタの弱さや話題の狭さに頭を抱えたことはありませんか? メディアに取り上げてもらう手腕が問われる広報・PR担当とはいえ、そもそも発信ネタの情報価値が希薄だと結果が出しにくいのは至極当然の話です。そんな時は、情報を創出するのも1つの手です。

調査リリースで自社サービスが受け入れられる環境を作ろう

 プレスリリースで発信する情報は何も、全てが企業活動に直結するもの(新商品、新サービス、キャンペーンなど、企業が起こす「コト」)でなくてはならないわけではありません。たとえば、調査結果を公表するのも一手。この手法は、インターネットリサーチが安価に普及してからよく用いられるようになり、ランキングや意識調査などのレポートを様々な企業が発信しています。

調査レポートのプレスリリース
http://prtimes.jp/survey/

 プレスリリースとして十分に成立するうえ、客観的データによって情報価値を高めることができ、メディアにアプローチしやすくなるのが調査レポートリリースの特徴です。また、やり方によっては「いま世間にある問題点をあぶり出す」ことや「これからのトレンドを示す」ことによって、自社の商品・サービスが受け入れられやすい環境を整えるという効果も期待できます。

 しかしこの手法、きちんと要点を押さえなければ、「あまりパッとしない調査結果になってしまった」とか「リリース配信してニュースも結構出たけど…自社サービスに落とし込めた記事がなかった」など、不振に終わってしまうことにもなりかねません。そこで、調査リリースを成功に導くためのポイントについてお伝えしたいと思います。

ターゲットの関心を引く調査リリースの切り口とは?

 発信すべきメイントピックを何に据えるか、ここで露出の可能性は7~8割決まると思ってください。プレスリリースのタイトルに集約される部分で、例えば、「未婚男性の5割は◯◯」とか、「◯◯ランキング1位は誰誰」とか、いわゆる話題の切り口を指します。

 もちろん、実際に調査をとってみると想定と違う結果が出ることも少なくないため、企画したものをそのまま発信できるという保証はありません。しかし、どんな切り口でターゲットに接触し、いかに自社サービスに落とし込むかというロジックがなければ、期待に応える露出を生むことは難しいです。また、そのプランニング力さえあれば、仮に思わぬ調査結果が出た時にも軌道修正が可能だと言えます。

 では、具体的にどのようにプランニングするか。次のような4ステップで考えるとまとめやすいと思います。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
調査リリース作成ステップ1:ターゲットの設定

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
初心者向けネット広報・PRのキホン連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

三島 映拓(ミシマ アキヒロ)

株式会社PR TIMES サービスマネジメント本部マネージャー。

2005年に総合PR会社・株式会社ベクトルに入社、2007年よりプレスリリース配信代行Webサービス「PR TIMES」の運営に携わり、グループ内で株式会社PR TIMESへ転籍。以降、プレスリリース配信サービスとWebに特化したPRサー...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2013/01/10 08:00 https://markezine.jp/article/detail/16975

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング