Facebookは米国時間1月15日に、「グラフ検索」機能を公開した。
グラフ検索は現在、限定ベータ版として英語(米国)でのみ提供。利用希望者は、ウェイティングリストに登録すると、本機能が日本で利用可能になった際にFacebookから知らせが届く。
Facebook上での人と人とのつながりは「グラフ」と呼ばれ、日々常に変化を続けている。これまで10億人以上の人が2400億以上の写真を共有しており、写真投稿を含むつながりの総数は1兆を超えるまでに拡大してきた。
今回のグラフ検索の導入により、「グラフ」を通じて新たなつながりを創りだすことが可能になった。
検索ツールとして、ウェブ検索とグラフ検索は大きく異なる。キーワードに最もマッチする結果をウェブ上の情報より抽出し、検索結果を表示するウェブ検索に対して、グラフ検索ではFacebook上の人々、写真、場所、その他の情報より、最も適合性の高い情報を抽出して表示する。
またもう一つの大きな違いは、プライベートな情報の活用だ。Facebook上で共有される情報は、多くの場合パブリックに公開されるものではなく友だち間でプライベートに共有されるもの。プライバシー保護を最優先事項として開発された今回のグラフ検索では、Facebook上でユーザーが既に閲覧可能なプライベートな情報に対して検索を行うことで、新たな情報の発見をより容易にしつつ、プライバシーにも十分配慮を払ったものとなっている。
現時点では、グラフ検索における検索は4項目(友達、写真、場所、お気に入り)のみであり、Facebook上の一部の情報に対して利用可能だ。投稿内容やオープングラフ経由で共有される情報はまだ検索対象ではないが、今後継続的に拡大していく予定。
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