大日本印刷(以下、DNP)は、アイディーズとスーパーマーケットなどの小売向けのO2Oサービス分野で協業することを発表した。
DNPは、2001年にインターネット上の電子チラシ配信サービス「オリコミーオ!」を開始。現在の会員規模は約10万人、約8,000店舗のネットチラシを配信している。
アイディーズは、食品スーパーを中心とした流通・小売業向けに、店舗の会員IDとPOSデータの購入履歴を結び付けた「ID-POS情報の集計・分析システム」の開発・提供や、販促コンサルティングサービスなどを展開している。
本提携により、スーパーマーケットなどが発行するポイントカードの会員向けに、商品の特売情報などのレコメンド情報を、会員の購買履歴に基づいて個々人に最適化された内容でメールマガジンを配信することが可能になる。また、同サイトで店舗の会員IDを入力すると、クーポンの内容が確認できる。オリコミーオ!経由で入手したクーポンを生活者が店頭で利用することで、メールマガジン情報とオリコミーオ!、生活者の行動が結びつき、小売側は来店誘導施策の効果を把握できる。
両社は、ID-POSデータの活用により、一人ひとりに最適なレコメンド情報を提供し、生活者の反応を把握することで的確な販促施策を実現していく。
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