社会的問題となっている交通渋滞を減らすために、9月7日、NTTレゾナントは、インターネットポータルサイト「goo」上に開設した実験サイト「gooラボ」において、タクシー位置情報提供に関する実証実験を開始した。タクシー会社の配車システムで集約されるタクシーの走行情報(現在地など)を地図上にプロットして表示することで、ユーザは外出先でタクシーの利用を思い立った時に、モバイルPCもしくは携帯電話から手軽に最寄りのタクシーを探しだせるだけでなく、「Phone to機能」を用いて電話にて配車センターを通じてタクシーを呼び出すことが可能になる。

　実証実験対象エリアは神奈川県横浜市、横浜個人タクシー協同組合と三和交通株式会社に協力してもらう。実証実験期間は2008年3月末までの予定だ。交通渋滞を減らすだけでなく、タクシー会社には乗車機会の拡大を、ユーザには外出時に便利に最寄りのタクシーを呼び出せるメリットがある。

プレスリリース：「goo」でタクシー位置情報提供に関する実証実験を開始