米Googleは、2007年7月9日に、メールやウェブ・コミュニケーションに関するセキュリティソリューションを提供する米Postiniを買収することを発表していたが、9月13日、買収が正式に成立し、PostiniがGoogleの完全な子会社となったことを公式ブログで発表した。
Googleは、Gmail、Google Talk、Google Docs & Spreadsheetsなどのアプリケーションを含むGoogle Appsを個人や企業向けに提供しているが、企業が利用する際には情報セキュリティの問題は避けて通れない。そのためGoogleは、PostiniのメールとIM(インスタント・メッセージ)およびウェブをベースにしたコミュニケーションに関するセキュリティ技術とコンプライアンスソリューションを必要としており、7月に両社は買収の合意を発表していた。
Postiniのサービスは、メールおよびIMの管理サービス、ポリシーマネジメント、スパムおよびウイルス対策、コンテンツフィルタリング、メッセージのアーカイブ化、暗号化など多岐にわたる。これらすべてをGoogle Appsユーザーに対して提供することによって、Googleは企業での利用の拡大を目指す。
Google Official Blog:
"We've officially acquired Postini"(2007年9月13日)
"Welcome, Postini team"(2007年7月9日)
参考:「Googleがメッセージセキュリティサービス「Postini」を770億円で買収」(MarkeZine)