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あなたのお店を繁盛店に!LINE@活用術

LINE@で売り上げを伸ばそう! お店にお客さまを呼び寄せるメッセージ配信のポイント【第3回:あなたのお店を繁盛店にするLINE@活用の法則】


メッセージ配信のゴールデンタイム

 配信頻度を設定したら、次はその頻度で「いつ配信すればいいのか」を考えましょう。どんなにいいメッセージやクーポンを企画したとしても、ユーザーにとってベストなタイミングで届かなければ読んでもらえません。そしてタイミングが悪ければ、ブロックにつながる可能性もあります。

 考え方のもとになるのはターゲットとなるお客さまの生活リズムです。生活の中での「すきま時間」に配信できれば、お客さまがスマートフォンを閲覧している可能性が高く、情報を受け取りやすい状態です。そのような「ゴールデンタイム」はお客さまの属性によって異なりますが、一般的な学生と社会人、主婦のゴールデンタイムを紹介しますので、配信タイミングの参考にしてください。

 プッシュ通知の特性を理解し、お店のメッセージの配信頻度、配信タイミングが決まったら、来店につながるメッセージやクーポンの内容を考えていきましょう。

LINE@活用事例その1:「雨の日」クーポンで悪天候を味方に

 店舗営業においては、「天候」が売り上げに大きく影響します。雨、風、雪、猛暑、大寒波、台風、どれもが客足を鈍らせ、あなたの店の来店客数を減少させてしまいます。しかし、天気の影響で売り上げが左右されることは、できるだけ避けたいものです。この天候の影響を軽減させるために、「雨の日」クーポンを活用しましょう。雨の日にクーポンを配信して通常より安く商品を提供することで、近所に住んでいる人やたまたま近くを通りかかった人に来店を促すきっかけになります。

 米粉パン専門店「和良 自由が丘工房」では、2013年2月19日、雪の影響でお店の売り上げが壊滅的な状況の中、LINE@の友だち限定で50%割引クーポンを発行しました。当時は、アカウントを開設したばかりで友だち数は140人程度でしたが、クーポンの開封率は50%で、実際に10名来店してクーポンを使用し、確実な成果につなげています。その後も、天候を味方につけるようなクーポンを配信しています。

LINE@活用事例その2:「抽選型」クーポンでお客さまに楽しみを提供

 LINE@では「抽選型」のクーポンも配信できます。当選人数や当選確率を指定することで、お店から発行されるクーポンの枚数を限定することが可能です。全員配布型のクーポンと異なりお客さまに「応募」してもらうというアクションが必要になってきますが、上手に当選率を使いこなして、宝くじや福引のようにゲーム性の高いクーポンにしてみましょう。

 「ナポリス ピッツァ&カフェ」では、「抽選型」のクーポンを定期的に配信しています。「ナポリスイッチ」という名前のシリーズ企画では、15名限定でスイーツを無料でプレゼントでするなどさまざまな抽選企画が用意されています。プレゼント企画のため当選人数は多くありませんが、「何人が当選するか」ということを明記することで「もしかしたら自分が当たるかも!」という期待をお客さまに与えて、応募率を上げることができます。

 「抽選型」クーポンによって、お店から配信するコンテンツで楽しんでもらいながら、来店のきっかけ作りをすることができます。

次のページ
LINE@活用事例その3:「地域密着型」クーポンで地元に愛される

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この記事の著者

植原 正太郎(ウエハラ ショウタロウ)

株式会社トライバルメディアハウス SMMコンサルティング部 アナリスト。慶応義塾大学理工学部卒業後、トライバルメディアハウスに入社。国内外のデジタルマーケティングに関する最先端の動向の調査や分析に携わり、クライアントのマーケティング戦略策定やコミュニケーションプランニングに携わる。ライターとしても活動し、講談社現代ビジネス「ソーシャライズ!」での連載、ウェブマガジン「greenz.jp」での執筆を通じて、テクノロジーによる社会の変革について発信している。

【関連リンク】
トライバルメディアハウス
・ブログ:little_shotaro’s blog

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

松田 かおり(マツタ カオリ)

株式会社トライバルメディアハウス SMMコンサルティング部 チーフ シニアコンサルタント。中小企業診断士。トライバルメディアハウスに入社後、ソーシャルメディアマーケティングの黎明期から大手クライアントのプロモーション支援に従事する。その後、現部署の立ち上げにともないコンサルタントとなり、戦略策定や運用支援などの多数のプロジェクトを率いる。現在はチームリーダーとしてコンサルタントを束ねる傍ら、LINE@の開設・運用支援サービスなどの新規プロジェクトを立ち上げ、牽引している。共著に『Facebookマーケティング戦略』(翔泳社)がある。

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※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2013/07/02 12:03 https://markezine.jp/article/detail/17945

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