ニールセンとサイバーエージェントは、コミュニケーション系サイトのPCとスマートフォンでの利用目的や意識、広告・コンテンツ接触後の行動に関して、共同調査を行った。
利用用途ごとにどのサイトを利用するかを尋ねたところ、PCでの利用目的として、「友人・知人の近況を知るため」に利用すると回答したのは、Facebook(68.1%)、mixi(60.7%)、Twitter(45.3%)の順であった。また、「タレントや著名ブロガーなどの第三者の意見や近況を知るため」に利用されるのは、Ameba(45.1%)、Twitter(29.5%)となった。スマートフォンでは「友達との連絡手段として使うため」にLINEが利用される割合(60.1%)が高かった。
また、利用目的において「知りたい・調べたい情報を得るため 」「面白い情報・お得な情報を得るため」に利用されるサイトは、PC・スマートフォン共に、Twitter、Amebaの順に。既婚女性がスマートフォンで利用する際には、AmebaとTwitterが同程度利用されることも明らかになった。
サイトに掲載されているコンテンツや広告を見た後、「商品やサービスを知った」「商品やサービスに興味・関心を持った」ことがあるサイトは、Facebook、Amebaの順であった。「さらに検索やブログなどで商品やサービスの評判や口コミを調べた」ことがあるサイトは、Twitter、Facebook、Amebaと続いた。
また、既婚女性に対象を絞った場合は、「商品やサービスを知った」、「商品やサービスに興味・関心を持った」、「さらに検索やブログなどで商品やサービスの評判や口コミを調べた」サイトとして、いずれもAmebaがトップだった。
特定のコンテンツを目的として訪問するサイトとして、「エンタテインメントコンテンツを楽しみに来訪する」のはAmeba(40.2%)、Twitter(33.7%)であった。一方で「ファッションコンテンツを楽しみに来訪する」のはAmeba(15.4%)、Facebook(12.9%)という結果に。また、「グルメコンテンツを楽しみに来訪する」のはAmeba(15.8%)、Facebook(15.1%)となっており、特定のコンテンツに対する関心はいずれもAmebaが高かった。
今回の調査により、インターネットユーザーはPC、スマートフォンに関わらず、目的によりサイトを使い分けていることがわかった。友達への連絡手段としてスマートフォンでのLINEの台頭が目立つ一方、タレントや著名ブロガーなどの第三者の意見や近況を知るためにAmebaが利用され、PC、スマホを問わず、利用者の興味・関心を喚起していた。そして、特に既婚女性にその傾向が強いことがわかった。
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