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大事なことは4つのみ! 数値を見てサイトを改善する方法

「増えた、減った」と言ってるだけの状態から卒業するためのページビューの見方

訪問あたりのPVで分解する

 ここでは会員制度を導入し、ログイン機能を提供しているサイトを例に紹介します。なんらかの属性、区分のあるサイトの場合は、会員の種別によってPVやUUに差異がないか確認します。どの種別に増減があるのかを把握することが重要です。会員種別のないサイトにおいては、新規とリピーターの違いをこの方法に従って確認してみるとよいでしょう。

手順1:PVとUUを割り算して、訪問あたりのPVを確認する

 下のグラフを見ると、最後の週にUUは順調に伸びているのに、PVはそこまで伸びませんでした。なぜでしょうか。

 原因を突き止めるため、PVをUUで割った訪問あたりのPVの推移を示したのが以下のグラフです。訪問あたりのPV数が減ったためにPVが伸びなかったことは誰が見てもわかると思います。

手順2:PVとUUを会員と非会員で分け、再度大雑把に確認する

 最後の週のUUの伸びは非会員が伸びたと言うよりも、母数、グラフの角度ともに会員による影響とみて問題ないことがわかります。

※画像をクリックすると、拡大表示します。

手順3:会員と非会員それぞれで、訪問あたりのPVを確認する

 この手順で、会員・非会員のボリュームを把握し、それぞれがどのぐらい貢献しているかわかります。何もセグメントされていない段階では読み解けなかった「訪問あたりのUUは上昇したが、会員の訪問あたりPVが下がっているから全体の数値が下降している」など、具体的な説明が可能になります。

 また、今までの複数のグラフを見て、注力箇所や課題点を大雑把に議論することも可能になります。

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コンテンツ別にPVを分解する

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この記事の著者

田宮 直人(タミヤ ナオト)

システムエンジニアとして、大手新聞社のサイトを複数立ち上げ、その後起業を経験。2011年にサイバーエージェントにエンジニアとして入社し、在籍中にアナリストに転身。その後、フリーランスとして、DMM、レバレジーズの解析周りのコンサル、構築、アナリストとして活動中。

Twitter

https://twitter.com/tamiyana

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2013/08/05 10:00 https://markezine.jp/article/detail/18094

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