台湾SEOはGoogleとBingで
当然SEOも、GoogleとYahoo!奇摩について考える必要があります。
Google台湾SEO
Googleは言語のロジックに違いはあるものの、ランキングを決めるためのアルゴリズムは基本的に世界共通で、日本でGoogle SEOを熟知していれば代用ができます。
Yahoo!奇摩(Bing) SEO
Bingのアルゴリズムが走っているため、Bing向けのSEOを行います。Bingは世界的に市場を伸ばし始めていますが、まだまだ市場規模が小さく、英語圏でもBing対策のSEOに関する文献が少ないのが現状です。BingのWebmaster toolに登録し、SEO Reportで課題点を抽出するところから取り組んでいきましょう。
海外SEO、テクニックだけではうまくいかない理由
海外向けのSEOで重要なことは、単にテクニック的なことではなく、文化背景などを理解したうえで、タイトルタグ、メタタグ、コンテンツに適切なキーワードを含め、コピーライティングできるかどうかです。日本のGoogle SEOを熟知していても、海外SEOが簡単にできない難しさがここにあるといえます。
とはいっても、なかなか日本国内で台湾のSEMに精通したプロフェッショナルを見つけることは至難の技です。最近は、日本でも多言語のSEMサービスを提供する会社もありますので、そうした企業に依頼するか、直接、台湾のSEM企業と契約をするかのどちらかになってきます。
ただし、海外のSEM会社はサービス体系の違いや契約書関連などいろいろ手間がかかってしまうので、まずは日本国内の専門業者を探すことをお勧めします。
東南アジアSEM、CPCはおいくら?
Yahoo! Incさんのご厚意により、東南アジア向けにSEMを検討している人にとって、非常に興味深い情報を提供してもらいました。各国のYahoo!における、検索連動型広告平均利用額データです(全業種の平均)。広告を出稿する際に参考にしてください。
マーケット | 平均CPC(USドル) | 平均利用額/月(USドル) |
---|---|---|
Yahoo!シンガポール | 0.25 | 5,000 |
Yahoo!マレーシア | 0.22 | 3,000 |
Yahoo!インドネシア | 0.22 | 3,000 |
Yahoo!フィリピン | 0.20 | 3,000 |
Yahoo!タイ | 0.18 | 2,000 |
Yahoo!ベトナム | 0.18 | 2,000 |
台湾以外のネット事情については、拙著『海外SEO SEM』で解説しています。
この記事執筆にあたりYahoo!Incさんに多大な協力をいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。