文章を並べる優先順位は、ユーザー視点で
各ブロック、特徴の並べ方にも気を配ろう。自慢したい気持ちを抑えながら、ユーザーにとって魅力的な内容は何かという視点から、優先順位を決めること。
<ベスト3(詳しく説明)+その他(箇条書き)>がオススメだが、4つも5つも項目がある場合は、先に述べたように見出しに気をつけよう。下に行けばいくほど奈落だが、次のような工夫で、4番手以降でも表舞台へ引き上げることができる。
下位ブロックでもユーザーの目をとめるコツ(1):最初に結論を述べる
言いたいことやユーザーにとって大事なことは、はじめにサッサと言おう。Webのライティングの鉄則だ。これはボディコピーのような各論を述べる文章でも同じだ。以前、過去記事で「Webは逆ピラミッド型で展開する」と書いたが、少々分かりにくいので改めて説明する。
逆ピラミッド型の展開とは、簡単に言うと最初に結論を述べる展開だ。商品の紹介ページの場合、結論に当たるのは「価値」の部分。「これで簡単にキャッチフレーズが書けるようになります。文章が苦手な人でも大丈夫。」のように、読み手にとってトクになることから出だしを始めよう。キーワードを盛り込むのも忘れないように。
下位ブロックでもユーザーの目をとめるコツ(2):惹きつけた「価値」の根拠を示す
はじめに価値を言えば、ユーザーは興味を持ってくれる。しかし、信用したわけではない。根拠を示してあげないと納得してくれない。データや評価、どのように開発されたかなどの事実を明らかにして、なぜキャッチフレーズが簡単に書けるのか、そのアドバイスのクオリティは信用に値するものかどうかといったことを証明しなくてはならない。
逆ピラミッド型のアプローチでは、以下のプロセスで信頼性を証明し、納得してもらう。
<価値(トクすること)>
↓
<それを実現する特徴や機能の紹介>
↓
<さらに特徴や機能のしくみや質を担保するような根拠(評価や実績、データ)を提示>
根拠が信頼できなかったり、価値と結びつかない、スジが通っていないとロジカルではないということで説得力の欠けた印象を与える。ロジカルであることも、奈落に落ちるのを阻止するためのセオリーだ。
ボディコピーの流れの基本であり、製品から形のないサービスまで使える。例文を使った作成の手順は、過去記事で紹介しているので参考にしてください。
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