LINEをO2Oプラットフォームとして、スモールビジネス向けに提供する「LINE@」。その活用に取り組む企業の事例を、本連載では紹介していく。第四弾は、メディア企業のLINE@活用事例として、株式会社集英社 マーガレット編集部 編集長の澤野雄二氏にお話しをうかがった。(バックナンバーはこちら)
澤野雄二氏
1990年に集英社に入社後、月刊青年漫誌『ベア―ズクラブ』(現在は休刊)編集部に配属。半年後に『週刊ヤングジャンプ』編集部へ異動。2004年から現在の『マーガレット』編集部に所属し、入社以来、漫画畑を歩む。
今日の読者は“生っぽいもの”を求めている
主に中高生の読者を多く抱える少女漫画誌『マーガレット』。平均読者年齢は14歳、発行部数は6万部で、定価は税込み350円。毎月5・20日の月2回発行。ハラハラどきどき、ストーリー展開が早い点が、月2回発行の漫画誌の特徴だという。代表的な掲載漫画としては『メイちゃんの執事』『スイッチガール!!』『猫と私の金曜日』などがある。
「『マーガレット』に掲載されている漫画の面白さや雑誌の特徴を知ってもらうために、漫画家の手書きのコメントや編集者の手書きポップなどを、販促PRの一環として、書店で展開しています。いわゆる“生っぽいもの”を、今日では読者が求めるようになってきています」と、株式会社集英社 マーガレット編集部 編集長の澤野雄二氏は語る。
「1990年代から2000年当初の頃とは異なり、今は大々的に露出をして宣伝展開をしていく方向性ではありません。ここ数年は、漫画家や編集者がどんな思いでその作品を作っているのかを、メッセージとして発信しています。書店、そしてTwitterやLINEなどを通して、手書き感のあるメッセージを読者に伝えています」
『マーガレット』にどんな漫画・企画が載っているのか知ってほしい
そんな同誌の編集部は、雑誌の販促PRの一環として、今年の5月からLINE@の活用を始めた。
「最近では、多くの書店で雑誌は紐で梱包されており、気軽にどんな漫画が載っているのか、試し読みできないようになっています。そのため、『マーガレット』にどんな漫画が載っているのか、企画があるのかを知ってもらうきっかけを作りたい、そのためにLINEを使って情報を広げていこうと、アカウントを開設しました。
書店でのサイン会や読者イベントを開催して、漫画家に読者が会える機会を提供するなど、“生っぽい”施策を力を入れる一方で、情報を拡散していくために、TwitterやLINEを活用しています」
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安成 蓉子(編集部)(ヤスナリ ヨウコ)
翔泳社 メディア編集部門 ビジネス編集統括 第2メディア編集部 部長 兼 Biz/Zine編集長
慶應義塾大学文学部卒業。専門商社で営業を経験し、2012年翔泳社に入社。マーケティング専門メディア『MarkeZine』の編集・企画・運営に携わる。2016年、雑誌『MarkeZine』を創刊し、新規事業を創出。2019年4月~2026年3月、MarkeZine 4代目編集長。2025年4月よりBiz/Zine編集長を兼任。2026年4月より現職。編集業務と並行して、デジタル...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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