アンケート調査単体でみえること
まずは利用者にとってFacebookページがどんな効果を生んでいるのか、アンケート調査から確認してみました。
態度変容割合 (N=1,068)

結果を見ると、70%以上が何かしら「変化があった」と回答しており、ブランドに対してポジティブな意識変動があったことがわかりました。では、次に変化があったの中身について確認を行った結果が以下の表です。
内容を見てみると、「ニフティへの親近感が増した」がトップ。サービスへの貢献を見る要素として、“サービスを利用してみた/したくなった”という設問がありますが、約2割程度の回答者がサービス利用に対し、ポジティブな回答をしていることがわかります。
次に、アンケートデータとFacebookページの記事への反応データと突き合わせたうえで、同じデータを確認してみます(@niftyページのその他アンケート調査結果についてはコムニコページにて公開をしています)。
アンケート調査と記事反応データを突き合わせて見えること
今回この調査をした理由は、「普段からニフティのFacebookページへの記事にいいね!をしたユーザーほど、ブランドへの態度変容度合いが大きい」という仮説を持っていたからです。期間中に投稿された記事に対して、「5%未満の反応者=ライトファン」と、「5%以上の反応者=コアファン」と定義し、両者の態度変容に違いがあるのかを確認してみました。
さっそくですが、以下がライトファンとコアファンを比較した結果となります。コアファンは変化のなかったユーザーが少なく、何かしらのポジティブな効果を生んでおり、その差は約10%ありました。
ポジティブな効果の詳細についても確認しました。一つひとつ確認すると、「親近感が増した」、「公式サイトを見るようになった」という「比較的ライトな態度変容」には多く貢献をしている一方で、「サービス利用」といった「踏み込んだ態度変容」に対しては、相対的に効果が薄いと言えそうです。