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売上につながる!B2Bリードジェネレーション講座

B2Bセミナーでは費用対効果だけを考えてはいけない? 企画・集客段階で検討すべき3つのポイント


検討ポイント(2)費用対効果

 リードジェネレーション企画において、もっとも注目されるのがこの費用対効果でしょう。その企画が通るか否かは、かける費用に見合う売上を期待できるかが決め手となります。

 セミナーイベントにかかる費用といえば、会場や映像機器などのファシリティ、Webサイトやパンフレット、案内状などのクリエイティブ、企画運営などのオペレーション、集客のプロモーションなどがあります。総額2,000万円で2,000人の参加者であれば、1リード獲得に1万円が必要だという計算です。

 都内で3,000名の参加者を呼ぶ大型セミナーイベントでは、会場にもよりますが、1億円程度はかかるでしょう。すると、1リード獲得に約3万円をかけている計算で、かなり高額だと言えます。しかしながら、やるべきでないとは言えません。1件のリード獲得の適正費用は、製品や案件の価格帯にも依存するからです。1件あたりの平均案件額が数千万円なら、決して費用対効果が低いとは言い切れません。

 類似他社の費用対効果の動向を知ることは重要ですが、自社の明確な指標を持ち、毎年毎回、費用対効果を測定して改善していく必要があります。

検討ポイント(3)心理効果

 セミナー参加者にとって、他社からの参加者はどう感じたのか、どうアクションを起こすのかは気になるものです。

 また、参加者が極端に少ないと、「この製品(技術、会社)って大丈夫なのだろうか」という余計な心配をさせることにもなるでしょう。ラウンドテーブルのように、多くて20名程度の「特別な参加者として選ばれた雰囲気」であればいいのですが、しっかりと市場ニーズがあるような製品において中途半端な参加人数にしてしまうと、前述の懸念が心配されます。

 したがって、多くの参加者を募ることができるテーマであれば、フィルターをかけ過ぎて参加者数を絞るよりは、増やした方が得策なのです。

リードジェネレーション目的のセミナー企画・集客チェックポイント

  • コンバージョンレートとリード数のバランスを考えてセミナー企画を立案する
  • ベンチマークとしての類似会社との費用対効果の比較もよいが、自社企画を常にモニターして費用対効果を改善していく
  • 主催者側の費用対効果も重要だが、参加者視点の心理要素も検討する
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この記事の著者

寺澤 慎祐(テラザワ シンスケ)

株式会社アイトップ 代表取締役 兼 株式会社メジャース マネージャー

IT系商社、英国IXI社、米国SCO社、日本のベンチャー企業、サン・マイクロシステムズにおいてソフトウェア製品やITサービスのマーケティング、事業企画に携わる。現在は、企業のマーケティング顧問や分析指向マーケティング、ITマネジメント...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2014/04/28 12:13 https://markezine.jp/article/detail/18517

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