「Webサイトは生き物」といういい方をよく耳にする。つまり、継続的なメンテナンスやブラッシュアップを繰り返すことによって真価が得られるという考え方だ。しかし、企業にとってそうした作業を継続するのはなかなか難しいもの。そこで近年、注目されているのがCMSの仕組みである。本セッションでは、アイアクト CMS専属ディレクター南澤祐也氏により、CMSの意義と使い方について触れるとともに、WebCMSツール「NOREN」の有用性について紹介する(この記事は2007年9月7日に開催されたMZDay2007のレポート記事です)。
部分最適化で製作された企業Webサイトを統合するCMSツール
現在、企業のWebサイトの問題が徐々に表面化しているという。その一因として、南澤氏は、デザインや構成などの面で全社的な統一を図らずに、各部門でばらばらに構築会社に依頼したことを上げる。
そのため、都度発注となってスケジュールが煩雑になったり、問題の共有や品質の確保が図れなかったり、さまざまな弊害が生じてきているというのだ。特に近年、コンプライアンスに対する意識が高まる中で、IR情報等、重要情報に対する権限の管理や、公開情報に対するアクセス権の明確化が必要になってきているが対応できず、当然、サイト全体で取り組むべきSEO対策など、検索エンジンを意識した対応も十分にとれていないのが現状だ。
本来であれば、全社的に集客戦略を練り、サイト導線やナビゲーション、およびコンテンツ企画までを計画する必要がある。そしてその設計図に基づいて施策を実行し、全体的な評価・分析を行うといった「Plan Do see」サイクルが構築できていれば望ましい。しかし、すでにWebサイトが構築されており、それがいかにバラバラであっても、それを活かすことを望みたくなるのが人情というものだろう。
そこで、このようなさまざまな問題、特にデザインや構成の統一感を図り、コンテンツやアクセス権限などの管理を徹底するために、有用なツールとして近年CMSが注目されている。なかなか「Plan Do see」全体を統一するのは困難ではあるが、Doの部分から統一を図ることで、実質的な運用を簡便化しようというのが目的だ。ページ構成要素を管理することで、業務承認作業やアップの権限といったコンプライアンス対応としての業務フローが確立できることも利点といえるだろう。
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伊藤 真美(イトウマミ)
フリーランスのエディター&ライター。もともとは絵本の編集からスタートし、雑誌、企業出版物、PRやプロモーションツールの製作などを経て独立。ビジネス系を中心に、カタログやWebサイト、広報誌まで、メディアを問わずコンテンツディレクションを行っている。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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