Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)の広告掲載方式「サイトリターゲティング」において、以下の機能改善を行なった。
- 「訪問履歴の有効期間」の延長および期間変更機能の追加
- 「訪問履歴の蓄積」の制御機能を追加
- ターゲットリスト作成時に条件設定の有無の選択機能を追加
- ターゲットリストのコピー機能を追加
- マルチデバイス対応
「訪問履歴の有効期間」では、これまで30日間固定だったターゲットリストの「訪問履歴の有効期間」を最大540日間に延長(初期設定値は90日間)。「訪問履歴の蓄積」に制御機能を追加することによって、ターゲットリストごとに、訪問履歴を「蓄積する」「蓄積しない」の選択が可能になった(本機能はターゲットリスト種別が「条件」の場合のみ適用される)。
ターゲットリスト作成・編集画面では、「条件を設定する」「条件を設定しない」の選択が可能になった。「条件を設定しない」場合は、デフォルトリストと同様に、サイトリターゲティング用タグを設置したページの訪問者すべてが広告配信対象となる。また、作成済みのターゲットリストの設定内容をコピーして、新規ターゲットリストの作成が可能になった。
また、同一ユーザーに対して、デバイスをまたいでサイトリターゲティング広告を配信するマルチデバイス対応を実施。ヤフー独自で保有する訪問履歴を利用するため、異なるデバイスであってもユーザーの訪問履歴は引き継がれる(デバイス間でユーザーの訪問履歴は引き継がれない場合もある)。
さらに、これらの機能改善にともない、現在利用中のターゲットリストをアップグレードしたことも発表している。
【関連記事】
・クロスリスティング、「サーチリターゲティング広告」を配信可能とするDMPの提供を開始
・AMoAd、ウェブとアプリを横断したスマホ向けリターゲティング広告
・ツイッター上でリターゲティングできる「tailored ads」
・コマースリンク「DFOマネージャー」、CRITEOのリターゲティング広告に対応
・GDO、「Rtoaster Ads」で高精度なリターゲティング広告をサイト内外へ配信