トライステージは、ブレインパッドと協業し、4月1日より、テレビを見てWEBでの購入に至る貢献度(オフラインアトリビューション)を統計的な方法を用いて可視化し、広告主様のマーケティング予算額とその配分を最適化させる新たなサービスの提供を開始する。初年度30社のサービス導入を目指す。
昨今、PCやスマートフォンの普及など消費者を取り巻く通信デバイス環境の変化により、「テレビを見てPCやスマートフォンで検索してECサイトで購入する」等、消費者の商品購入に至る経路が多様化している。
これまで両社はダイレクトビジネスを行う複数の広告主を分析対象とし、テレビをはじめとするオフラインメディアへの出稿とWEBでの購入の関係性についての共同研究を進めてきた。その結果、これらの企業におけるWEBでの購入に対するテレビの貢献度が、WEBでの購入数全体の20%から70%にまで上ることが明らかになった。さらに、この貢献度を元に広告予算を最適配分することで約10~20%の広告投資対効果が改善することが示唆されている。
今回の取り組みにより、広告主は、オフライン、オンライン横断でのマーケティング施策の効果測定および出稿計画に取り組むことが可能に。また、マーケティング活動における効果測定、予算最適化、施策立案、実行をより効率的に推進することにより、これまでにない投資対効果の改善を目指すことができる。
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