色が切り口のセレクトショップ「IROYA」
雨のなか、原宿のキャットストリートを歩いてたどり着いた白い壁面の建物。お店に足を踏み入れると、外観と同じ「白」で統一された商品がズラリ並んでる。Tシャツ、スニーカー、パーカー。白色づくし。
3月14日にオープンした、洋服を“色”で提案する色彩特化型のセレクトショップ「IROYA(いろや)」。オープン初月のテーマ色は、「白」だった。IROYAの仕掛人である、株式会社BRAQUEの大野敬太さんに会ってきました。
ブランド品も、新品・古着も一緒に並ぶ店内
ネットショップと店舗の両方を運営する「IROYA」。店舗のコンバージョンは20%となかなか高い。
「商品の価格帯が安いこともありますが、色で選ぶことを本当に楽しんでもらえているんだと思います。パッと見てもブランド名はわからないし、シーズンやトレンド、新品・古着も関係なく、色だけで洋服を選ぶことができる空間です。」
これまで、アパレルやEC業界で仕事をしてきた大野さん。起業した会社を売却したり、博報堂でファッションEC企業を担当したり、その後も国内外数社でマーケティングや事業戦略、VCなどの経験を積んできたそう。
競争の激しいネットの小売り業界では、安くなければ売れない世界ができあがりつつある。そんな商習慣から抜け出して、お客さんとの新しい接点作りができないものか。投資家数名から出資を受けてたどり着いたのがIROYAだった。