変化する広告媒体としてのFacebookの方向性
Facebookの日本におけるユーザー数は現在約2,200万人。巨大なSNSへ成長を続けているFacebookですが、広告媒体としてはソーシャルメディアマーケティングからダイレクトマーケティングへの方向性に変わりつつあります。
Facebookは、個人の動きを細かく特定することができる特長を活かし、ダイレクトマーケティングを行う上での広告評価指標として、獲得単価(CPA)よりも顧客生涯価値(LTV)に重点を置いた機能の充実を目指しています。Facebook広告は、前回お話しした「ダイレクトメール」の発想で、より「あなたへ」のメッセージを届けアプローチすることで、一人あたりのLTVを伸ばして広告主の売り上げに貢献し、費用対効果を重視した媒体価値をさらに高めていこうとしているのです。そのための有効な機能の一つとして「カスタムオーディエンス」というターゲティング機能があります。
「カスタムオーディエンス」機能とは?
Facebook広告における「カスタムオーディエンス」というターゲティング機能をご存知でしょうか?広告主が持っている顧客情報とFacebookのデータベースを照合することができ、照合されたユーザーを配信ターゲットとして利用できる機能です。照合可能なデータは「メールアドレス」「電話番号」「FacebookユーザーID」となります。これらのデータは、Facebookの管理画面上で暗号化され、Facebookに送信されるため、個人情報をFacebookに渡しているわけではありません。
この「カスタムオーディエンス」機能によって、「Facebookユーザー、かつ既存顧客」あるいは「既存顧客を除くFacebookユーザー(新規顧客)」をターゲットすることができるようになりました。これにより、新規顧客と既存顧客で広告およびLPを分けることができ、ユーザーのステータス別にメッセージを出し分けることができるため、より効率的な広告配信が可能となります。
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