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プライベートDMPで不動産業界のマーケティングを変える!

2014/07/16 14:00

「NabiSTAR」が実現する、広告・コンテンツ・メールの最適化

株式会社ALBERT代表取締役社長の上村崇氏
株式会社ALBERT
代表取締役社長 上村崇氏

上村:NabiSTARのサービスについて、もう少し詳しくお話いただけますか?

数野:NabiSTARは3つのサービスから成り立っています。「NabiSTAR AD」はHOME'Sサイト内での広告配信サービスです。ユーザーの検索行動や属性に応じて表示する広告が変わり、自社物件の購入検討層に絞った集客が可能になります。が、これだけだといわゆるHOME'Sサイト内でのターゲティング広告です。

 ここにNabiSTARの仕組みを入れると、クライアント各社のサイト内での行動情報もセグメント化して、HOME'S内で広告配信ができます。将来的には、もっとネットワークを増やして、HOME'S以外の外部サイトでも広告が打てる仕掛けにしていこうと考えています。

 「NabiSTAR Site」はクライアントの自社サイト上でのコンテンツの最適化。自社サイトおよびHOME'Sサイトでのユーザーの行動や属性に応じて、サイトで表示するコンテンツが自動的に変わります。今の多くの不動産会社のサイトはここ10年、根本的には進化していないと言えます。いつ、誰が、何回サイトに訪問しても、売り手側が伝えたいメッセージが常に表示される。NabiSTARを導入することで、ユーザーがまだ見ていないコンテンツに誘導したり、興味のある物件や希望に合った間取りを優先して表示し、サイト閲覧時の回遊率を向上させ、最終的には資料請求や来場予約(コンバージョン)への歩留まりを向上させたいと思っています。

 3つめの「NabiSTAR Mail」はシナリオメール配信です。こちらもユーザーのWeb上での行動、属性や受信したメールに対する開封、クリックといった行動に応じて配信するメールの内容を最適化できます。毎回、配信対象となる全員もしくはセグメントしたユーザーに対し、一律の内容を配信していた従来の不動産業界のメールマガジンを、ユーザーの希望条件、検討度合いに応じて細分化し、開封率やクリック率を向上させます。

上村:そのベースになるのがデータですが、不動産会社各社はどのようなデータを保有し、またどのようなデータ活用が考えられるでしょうか。

数野:不動産業界における自社保有データは大きく「顧客データ」と「物件データ」の2つがあります。これらのデータの活用は前提として、そこに自動車、結婚など、関連業界のユーザーデータを合わせることで、さらに精度の高い分析・活用ができると考えています。住まい探しというのは、人のライフステージと密接な関係がありますからね。

 不動産会社のデータ活用は、自社保有データを深く分析・解析することでサービスに活かしていくかたちになりますが、個々の会社単位、新築マンション販売といった個々の事業単位で集まるデータは決して多くありません。したがって、それらのデータだけでユーザーの動きを深く追いかけることは非常に難しいのです。

 NabiSTARは、HOME'Sを訪れたユーザー情報、行動履歴を活用することで、不動産会社一社では分かり得ない、より深い分析ができるのが最大の特徴です。そのユーザーが、今マンション購入意欲の高いお客様なのか、探し始めたばかりなのか。こういった情報を把握し、それに合わせた内容のメールやサイトのコンテンツの出し分けをしていくことが可能になります。

不動産は“オンリーワン”、同じデータは存在しない

上村:DMPの導入によって、不動産業界のマーケティングはどのように変わるとお考えですか?

数野:まず、マーケティングの考え方が大きく変わります。「どの広告を配信するのか」「どのようなWebサイトを作るのか」ではなく、「どのセグメント(誰)にどんなコミュニケーションをするのか」。マーケティングの対象をマスから個に変えるということを、しっかりと不動産業界の中でやりたい。それを実現するのに、プライベートDMPが必要なのです。

 

 不動産は大量消費財ではありません。不動産は“オンリーワン”。ひとつとして同じ物件はない。だから同じデータは存在しません。オリジナルのデータを大事にしながら、総合的なデータを分析したり、傾向値をしっかり読んだりすることが必要になってきます。

 家探しをする人はどういう行動、どういう心理、どんなきっかけで動くのか。そのときにどのようなサービスをしたら、家を買うときの気持ちが高ぶるのか、購入の決断ができるのか。こうした状況の把握や分析にプライベートDMPを活用し、不動産業界のロールモデルとなるようなカスタマージャーニーを構築し、業界のマーケティングを支援していきたいと思っています。


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