ホットリンクコンサルティングは、ソーシャルリスニングツール「クチコミ@係長」を使って、各コンビニエンスストアが展開するコーヒーの口コミ調査を行った。その結果、セブンイレブンは金額に対する品質の良さ、ローソンはグッズのかわいさ、ファミリーマートは無料トッピングが評価されていることがわかった。
口コミ数はセブンカフェが断トツ
“コンビニコーヒー”は、セブンイレブンが2013年1月にサービスを開始したセブンカフェの登場により、一気に普及した。2012年1月から現在までのツイート数の時系列推移を確認すると、2013年4月頃からツイート数が増加傾向にあり、その大部分はセブンイレブンのセブンカフェに関する言及であった。
2014年2月20日から2014年5月20日までの、コンビニコーヒーに関する言及を大手コンビニチェーン5社別に集計すると、セブンイレブンは過半数の56%、ローソンは26%、ファミリーマートは14%、サークルKサンクスは2%、ミニストップは1%であった。
30代以下の男性の口コミが多い傾向に
クチコミ比率の上位3社について投稿者の属性を比較すると、各社共に男性及び30代以下が多数である一方、ローソンは女性及び20歳未満の比率が他社と比較して高いという特徴がみられた。
セブンはコスパ、ファミマは無料トッピング等、コンビニ毎に異なる評価ポイント
また、クチコミ比率の上位3社について、具体的な言及内容を調べてみると、3社に共通なのは「美味しい」ことだった。価格の安さだけではなく、味も十分美味しいことが、コンビニコーヒーがここまで浸透した理由だと考えられる。
各コンビニコーヒー特有に口コミされている内容の違いを分析したところ、セブンカフェ(セブンイレブン)については「豆を挽いている時の香りがいい」、「消費増税後も価格据え置きなのが嬉しい」、マチカフェ(ローソン)については「季節のカップが可愛い」、ファミマカフェ(ファミリーマート)については「キャラメルソースやシロップ、シナモンフレーバーなど、様々なトッピングが無料でできるのが嬉しい」なども評価されていることが明らかになった。
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