WPP傘下のメディアエージェンシーMindshareが設立した「Life+」は、企業のウェアラブルテクノロジー活用を支援するテクノロジーグループ。ウェアラブルテクノロジー企業とともに、ブランディングのためのアプリ開発や、APIをベースにした製品開発を行う。
2014年4月、Facebookはフィットネストラッキングアプリ「Moves」を買収したが、そのデータをFacebookが利用していたことが問題となった。ウェアラブル技術にはユーザーの利便性とプライバシーの問題がつきまとう。Life+はこうした問題にも積極的に取り組む。
Life+は、コネクティッドフィットネスのカテゴリで急成長しているMapMyFitnessと提携。同社が提供するアプリは、ユーザーの運動をルート、時間、距離、スピード、ペース、消費カロリーなどの項目で追跡して、ウェブサービスと同期する。同社のプラットフォームは、400以上のフィットネスおよび行動追跡デバイスをサポートしており、会員数は2600万以上に達している。
Life+とMapMyFitnessは、定量化可能なエコシステムの中で、ユーザーが反応するポイントを調査。身体の状態とニーズに応じたメッセージングの可能性を探る。Life+には、MapMyFitnessのほかにも複数の企業が参加する予定となっている。
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