カイトは、「Google Playデベロッパープログラムポリシー」に基づき、同社運営のスマートフォンアプリケーション向け成果報酬型広告「appC cloud(アプシークラウド)」において、Googleから提供されているGoogle Play servicesのAdvertising ID(※)に対応したSDKの公開を、Androidアプリ事業者向けに開始した。
従来、「appC cloud」では、端末の識別番号等個人を特定しない方法でID生成し、広告の成果確認に用いていた。しかし、「Google Playデベロッパープログラムポリシー」によって、2014年8月1日から、Playストアにアップロードされるすべてのアプリに、広告を目的とした広告IDを他の端末IDの代わりに使用することが定められた。これを受け、Advertising IDに対応したSDKを公開するに至った。
※ Advertising ID
Google Play 開発者サービスで提供されるID。ユーザーがリセットできる匿名かつ固有の広告IDで、ユーザーは自分のIDをリセットしたり、Google Playアプリ内のインタレストベース広告をオプトアウトしたりできる。今回のポリシーにより、広告ID以外の永続IDを使用しているアプリは、サイトオーナーのサイトまたはアカウントの登録時に使用したメールアドレス経由でポリシー違反の警告が通知される。
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