1996年に設立されたThe Interactive Advertising Bureau (IAB)は、米国のオンライン広告販売の86%を占める600以上の主要なメディアおよびテクノロジー企業からなる団体。IABはニューヨークを拠点として、メンバー企業とともに、インタラクティブ広告のスタンダードや事例の評価および推奨、研究活動を行っている。
IABは、動画およびモバイル広告の急速な成長に対応する技術的、運用制度的なスタンダードを業界全体に展開し、ネイティブ広告の有効活用のためのガイドラインも公表している。
今回の提携は、IABのグローバルな連携ネットワークにまだ加わっていなかった日本の業界団体との最初の連携となる。IABは、JIAAが国内で推進している業界の重要な諸問題に対応する際のベースとなるよう、世界的に集積された知見やベストプラクティスを提供。さらに、広告規格のほか、自主規制、公共政策、知的財産侵害に関する情報交換や意見交流も行なう。
MarkeZineでは、2012年、IABのCOOであるパトリック・ドーラン氏にインタビューを行っている。この記事では、IABのなりたち、政府に対する働きかけなど、活動の内容などを知ることができる。
参考記事:「広告の透明性を高めることで、政府の介入を防ぎたいと思っています」米IABパトリック・ドーラン氏インタビュー(http://markezine.jp/article/detail/15598)
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