スマートフォン向け広告配信事業を行うカイトは、同社のスマートフォンアプリ向け成果報酬型広告ネットワークを提供する「appC cloud(アプシークラウド)」にて、ユーザー端末に存在するインストール済みアプリの再起動を促す、リコネクト広告の提供を開始した。
アプリを1日に起動したユーザーの数(DAU)は、AppStoreやGoogle Play Marketでランキング上位になるための一つの指標となっている。アプリ広告主はプッシュ通知などを利用してDAU向上の対策をとっているものの、プッシュ通知を受けたために、アプリをアンインストールしたことのある人は23%(※1)という数値もあり、定期的な通知にとどまっているのが現状だ。また、プッシュ通知の承諾率はゲームアプリで35%(※2)という数値もあり、DAUの活性化施策としては不十分と言える。そこで、より継続的かつ効果的に休眠ユーザーを呼び戻しDAUの向上を促進するために、同社はリコネクト広告を提供するに至った。
なお、同社のリコネクト広告は、CPC広告より高単価なクリック保証型広告。また、広告主のアプリがユーザー端末に存在する場合に再度起動を促すのがリコネクト広告だが、広告主のアプリがユーザー端末に存在しない場合でも、通常のCPC広告が配信される。そのため、在庫が無くなり広告枠が無駄になる事はない。
※1、※2の数値はアプリマーケティング研究所内の記事「アプリユーザーをアクティブにする!専門家が教える「プッシュ通知」5つの真実と間違い。D2CRアプリセミナー」より引用
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