スマートデバイスを用いたカード決済サービスCoiney(コイニー)を展開しているコイニー社は、アクセンチュアが受託した、復興庁の『「新しい東北」先導モデル事業』にパートナー企業として参画する。同プロジェクトでは、スマートフォンやタブレット端末を使ったカード決済システムを活用した実証実験を福島県会津若松市にて行う。今回の取り組みは、事業者側には初期費用を抑えた環境整備を、旅行者(消費者)には多様な決済手段を提供することで旅行消費額の増加を図ることが目的。
東北地方の復興にとって重要な観光において、旅行者の増加を通して経済効果を波及するためには、利便性の高い環境を旅行者に提供することが必要だ。特に、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックへ向けて、外国人旅行客の増加が見込まれており、クレジットカードの利用率の高い外国人旅行者への対応が求められている。
今回の実証実験で多様な決済手段を提供し、旅行消費額の増加などといった効果を確認することができれば、スマートデバイスを用いたクレジットカード決済サービスの普及が促進していくことが考えられる。なお、実証実験は9月21日~23日に会津若松市の鶴ヶ城で開催されるイベント「會津十楽」を皮切りに開始し、イベントに出展する全27店舗へ「Coiney」を導入する。その後も同エリアで複数のセミナーを実施する予定となっており、年内に「Coiney」を同市内の100店舗以上に導入することを目指す。
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