ニールセンは、消費者のマルチスクリーンの利用動向調査「Nielsen Digital Consumer Database 2014」をもとにマルチスクリーンの利用状況を分析し、結果を発表した。同調査によると、スマートフォンやタブレットを利用することで、パソコンの利用頻度が減少したユーザーが28%いることがわかった。
それぞれのデバイスの利用目的で特徴的なのは、パソコンでは「商品やサービスを購入するため」に利用される割合(第3位:56%)が他のデバイスよりも高くなっていることだった。タブレットでは「動画や映像、音楽、ゲームなどのエンターテイメントを楽しむ」ことを目的に利用される割合が高く、第2位に。
過去3か月以内のオンラインショッピングやオークションでの商品購入時におけるデバイスの利用状況では、22%のユーザーが特定の商品を購入する一連の行動のなかで、閲覧と購入で異なるデバイスを利用している状況が明らかになった。
その中でもスマートフォンでチェックした商品をパソコンから購入した経験のある人の割合が最も高く、15%という結果に。
【実施概要】
調査日時:2014年9月11~17日
調査対象:パソコン、従来型携帯電話、スマートフォン、タブレットのいずれかのデバイスを通して月1回以上インターネットを利用している日本全国の15歳(高校生)以上の男女
回答者数:合計2,928人
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