アドテクノロジーの進化、そしてRTB市場の拡大につれて、ユーザーごとに広告クリエイティブをカスタマイズして出し分ける流れが高まっている。それに伴い、制作される広告クリエイティブの流通量も増加している。
バナー・LP制作会社のクリエイターズマッチは2007年に創業。月産1,500~2,000本に及ぶクリエイティブの制作を担っており、それを支えているのは日本全国および海外に広がる約240名もの「バナー職人」「LP職人」と呼ばれるクリエイターだ。そんなネット業界を支える優秀なクリエイターを表彰する「クリエイターズマッチアワード2014」(主催:クリエイターズマッチ)が、11月21日、東京・銀座において開催された。
クリエイターズマッチの全国に広がる制作パートナーを招待し、2014年9月までの同社第8期における制作物を対象に、全6部門(新人部門、ディレクション部門、不動産部門、美容コスメ部門、スマホゲーム部門、電子書籍部門)と年間MVPが選出された。協賛企業は、アクセリオン、セプテーニ、デジタルハリウッド、ucai、ライブレボリューション、ルビーマーケティング等と豪華な顔ぶれであった。
年間を通して、デザイン・スピード・対応面でのレベル・品質の高さが評価され、年間MVPを受賞したのは島根県・出雲市在住の女性だった。2人の子どもを育てながら、日々クリエイティブを制作しているという。「いつもは自宅で一人で仕事をしているのですが、このような華やかな場に呼んでいただけてとてもうれしいです。このような賞もいただき、とても驚いています。家事・育児をしながら仕事もしつつ、なかなか大変な時もありますが、より一層がんばっていこうと思っています」と語った。
「クリエイターズマッチは今年の10月で9期目に入りました。かつてはバナー制作を1本から受注するところから始まり、皆様のおかげでここまで成長してくることができました。これは制作を支えてきてくれたパートナー(クリエイター)の皆様のおかげです。創業当初から、お客様とパートナーの方々の顔合わせをしたい、クリエイターズマッチアワードのようなイベントを開催したいとずっと思っていました。会社が成長したこともあり、9期目にしてやっと実現できました。クラウド系のサービスでは、両者が直接顔を合わせる機会はなかなかありませんが、我々のポリシーとしては顔の見える関係をつくっていきたい。来期以降はより大きなアワードに、そして毎年開催できるように、我々も引き続き尽力していきます」(同社 代表取締役 呉京樹氏)
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