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世界で戦える日本人マーケターを!「アドテック関西2014」レポート

CEO 岩下氏が語るFacebook広告の今/リピート率平均90%の関西通販会社・花王の成功事例紹介


 11月26・27日の2日間にわたり、「アドテック関西2014」(主催:ディーエムジー・イベンツ・ジャパン)が開催された。現役マーケターを中心に約3,500名の来場者数を記録した同イベント、躍進を続けるフェイスブックジャパンの代表取締役 岩下充志氏が登壇した1日目のキーノート「ソーシャルメディア最新潮流」をレポートする。

日本市場への投資を加速するFacebook

 先日、FacebookがテレビCMで放映した動画とともに、アドテック関西1日目のキーノートは幕を開けた。2014年10月中旬から、Facebookは「あなたは誰かのともだち」というキャッチコピーのテレビCMの放映を開始。“Facebook”というブランドを訴求するマス広告キャンペーンは、世界的にも初めての試みだったという。同キャンペーンの効果で、日本におけるユーザーが200万人増加したとの報告も。(関連ニュースはこちら)

フェイスブックジャパン株式会社 代表取締役 岩下充志氏

 Facebookの日本オフィスは、オープンして実はまだ4年。「この4年間でFacebookの価値も徐々に浸透し、日本のユーザー数は順調に増加しています。MAUは2,300万人となり、過去最高を記録しています。そして日本のユーザーの95%はスマートフォン(以下、スマホ)でFacebookを利用しています」とフェイスブックジャパン 代表取締役の岩下充志氏は語る。

 また先日、Facebookが関西弁バージョンをリリースして話題になった。一つの言語の方言に特化したバージョンを作ることは、世界的に見てもとても珍しいことだという。「これはFacebookが日本市場に投資・注力していくことの表れ」とも岩下氏は指摘する。(関連ニュースはこちら)

Facebook広告市場が拡大する4つの理由

 Facebookは、収入の大部分を広告から得ている。Facebook広告の市場が拡大する4つの理由を、岩下氏は述べる。

1、スマートフォンとの抜群の相性
2、デバイスをまたいだマーケティング
3、パーソナルなクリエイティブ
4、ROIの計測

1、スマホとの相性

 この表は、テレビとデジタルの総接触時間を100として、テレビ/PC/モバイルのシェアをそれぞれ示し、年代別に比較したもの。日本全体であれば、デジタル全体(PCとモバイルの合計)よりもテレビの接触時間のほうが長くなっている。ただ、年齢別に見てみると、40~60代ではテレビの接触時間のほうがデジタル全体よりも長いものの、30代以下の若い年齢層においては、テレビの接触時間はおおよそ3分の1程度に。特に20代は、テレビとモバイルの接触時間はほぼ同程度だ。「このデータから、テレビだけでは若者に十分にリーチすることができない時代になっていることがわかります」と岩下氏。

2、デバイスをまたいだマーケティング

 マクロミルがスマホユーザー100人に行った調査において、4分の3にあたる74%の人がスマホとPCを併用していることが明らかになった。そして18%はスマホ・PC・タブレットの3つのデバイスを併用しているという。

 「この調査結果からもわかるように、生活者は様々なデバイスを使い分けています。例えば、スマホで目にした広告の商品が気になったが、実際の購入はPCで行う、といったデバイスをまたいだ行動は頻繁に行われています。デバイスをまたいだ消費者の行動、すなわちカスタマージャーニーを正確に把握することは、効率の良いマーケティングを実施する上で非常に大切なことです。ただ、通常のcookieをベースとしたトラッキングでは、デバイスをまたいだユーザーの行動をうまく追うことはできません。FacebookはIDベースだからこそ、デバイスをまたいだ一意特定が可能です」(岩下氏)

3、パーソナルなクリエイティブ

 また、Facebookは実名制をベースにしたプラットフォームである。ユーザーの名前、住所、趣味、年齢、興味・関心ごとといった精緻なデータを持っている。一般的にネット広告の利点はターゲティングができることだと言われているが、米国におけるニールセンの調査では、実際に狙ったターゲットにリーチできる割合は4割に満たないという結果に。一方で、Facebook広告で指定したターゲットにリーチできる割合は89%。すなわち、約9割の狙ったターゲットに正確にメッセージを届けることができるのだ。ターゲティングの精度が高い特性を利用して、ターゲットに応じて適切なクリエイティブを配信し、広告効果を高めていくことができるという。

4、ROIの計測

 かつてのFacebookは、マーケターにとってはFacebookページのいいね!の数を増やす、ファンの数を増やすといった、いわゆるソーシャルメディアマーケティングという認識をされていた。ただ、最近では商品の認知度向上、アプリのDL数増加、売上アップといったダイレクトにビジネス課題を解決するためのマーケティングプラットフォームとしての活用が進んでいる。(Facebook広告の成功事例をまとめた連載はこちら)

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この記事の著者

安成 蓉子(編集部)(ヤスナリ ヨウコ)

MarkeZine編集部 編集長1985年山口県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。専門商社で営業を経験し、2012年株式会社翔泳社に入社。マーケティング専門メディア『MarkeZine』の編集・企画・運営に携わる。2016年、雑誌『MarkeZine』を創刊し、サブスクリプション事業を開始。編集業務と並行して、デジタル時代に適した出版社・ウェブメディアの新ビジネスモデル構築に取り組んでいる。2019年4月、編集長就任。プライベートでは2児の母。...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2014/12/14 01:06 https://markezine.jp/article/detail/21467

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