はてなとイー・ガーディアンは、UGC(User Generated Contents:ブログや掲示板などユーザーが作成するコンテンツ)を展開するメディア向けの不適切コンテンツ判定フィルタを共同で開発した。主にUGCを持つメディア企業を対象に、販売を開始した。
両社がこのたび開発した不適切コンテンツ判定フィルタは、「はてなブログ」「はてなブックマーク」などのUGCメディアを運営するはてなが培ってきたテキスト解析・機械学習の仕組みを基に開発したDSP向けアドベリフィケーション機能「BrandSafe はてな」と、イー・ガーディアンが東京大学と開発した自動画像検出システム「ROKA SOLUTION」を組み合わせたもの。自社サイトに掲載された膨大なコンテンツの中から、テキストと画像を高精度に判定し、不適切なコンテンツを迅速に検出できる新しいフィルタリングシステムである。
これまでUGCを持つメディアは、コンテンツ連動型のオンライン広告で収益を得ることができる一方で、掲載ポリシーに反したコンテンツが掲載されないように、各自で監視体制を構築する必要があった。しかしながらそのコストは膨大で、ユーザーから投稿されたコンテンツがリアルタイムに反映されないといった課題を抱えていた。このような背景から、両社は今回の取り組みに至った。
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