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ディープリンク入門

アプリのユーザー体験を向上させるため着々と進むディープリンク対応【国内・海外事例】

 前回の連載ではディープリンクの説明や大手プラットフォームの対応状況などを紹介しました。今回は大手広告事業者のディープリンクを用いた新しいソリューションや国内・海外のスマホアプリのディープリンク対応事例、スマホアプリのアンバンドリング化の流れについて紹介していきます。

大手広告事業者のディープリンク関連の動き

 ディープリンク×広告で、どのようなユーザー体験を実現することができるのか、各広告事業者の事例とともに紹介したいと思います。

Google:App deep linkingによるユーザーエンゲージメントの強化

 Googleでは2014年4月にAdWordsのメジャーアップデートの発表を行い、多くの機能が追加されましたが、今後ディープリンクを用いたスマホアプリ広告で、重要になってくると思われるものを紹介します。

 「DigtalTrends」の資料によると、ダウンロードされたアプリの80%以上が一度だけ使われるか、又は使われないで削除されています。アプリをユーザーにダウンロードしてもらったが、使用されることがほとんどないというのが実情です。

 しかし、Google AdwordsのApp deep linkingを活用することで、ユーザーが過去にダウンロードしたアプリをもう一度使用してもらう機会を増やすことができます。

 アプリエンゲージメント広告のリンク先URLでは、アプリを開くリンクを使用することも、アプリの特定の画面にユーザーを直接案内するディープリンクを使用することもできます(参考情報:ディープリンク - AdWords ヘルプ

 ここで、App deep linkingを用いたHotel Tonightの事例を紹介します。

 下の画像を見ていただけると分かりますが、広告をクリックした先のページに、アプリをダウンロードさせるURLではなく、『Open』というボタンが表示されます。このボタンはユーザーが一度インストールしたが、使っていないアプリを再起動させるためのボタンです。

 ユーザーがHotel Tonightのアプリをダウンロード済みの状態で、Google検索で”hotels in San Francisco”と検索した際に表示されるOpenボタンをクリックすると、アプリのトップ画面に遷移するのではなく、Hotel Tonightのアプリ内にあるサンフランシスコのホテルについてのページに直接遷移します。

参考情報

Criteo:ディープリンクを使用したモバイル広告

 Criteoは2014年1月に、モバイル(スマートフォンおよびタブレット)アプリケーション内パフォーマンスディスプレイ広告ソリューションのベータ版をリリースしました(参考情報:MarkeZine)。このサービスではディープリンクが活用されています。

 ExchangeWire Japanの記事では、同社は独自のレコメンデーションエンジンをモバイル・アプリでも対応できるように開発し、ユーザーの興味や関心により近い広告バナーをモバイルアプリ内に掲載可能と伝えています。

  • ユーザーがebayのアプリを開き、商品を閲覧。その後、商品を購入せずにアプリを終了する。
  • モバイルアプリ内のパフォーマンス広告に対応したアプリを開くと、ユーザーの興味や関心に対して、関連性の高い広告が表示される。
  • 商品広告をクリックしたユーザーはebayのアプリ内の商品の詳細ページに遷移する(ディープリンク)
ディープリンクを使用したモバイルアプリ内パフォーマンス広告例:eBay (出典:ExchangeWire Japan)
ディープリンクを使用したモバイルアプリ内パフォーマンス広告例:eBay
(出典:ExchangeWire Japan

 上記のようなユーザーと関連性の高いパフォーマンスディスプレイ広告を使用することで、先ほどのGoogle AdWordsの例のように、ユーザーがアプリをインストールしたが、その後使われなくなってしまうケースを減らすことが可能になります。Criteoの狙いは上記の様なECサイトにおける購買や、ゲーム内の有料アイテム購入を促すといった狙いがあるようです。

 そして年々、消費者が商品をオンラインで商品購入するシーンにおいて、スマホアプリを使用するケースが増えてきています。

 上記のeBayの例で、もしも商品を購入したいユーザーがインストール済みアプリの起動を促す特定商品のバナー広告をクリックし、App storeのダウンロードページやアプリのホーム画面に飛ばしてしまったらユーザー体験は損なわれます。しかし、ディープリンクを用いたパフォーマンスディスプレイ広告を使うことで以下の様なメリットが得られることが考えられます。

  • モバイルアプリのコンバージョン率が上がる
  • モバイル版のECサイトに比べ、直帰率が下がる
  • 消費者のエンゲージメントが上昇する

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この記事の著者

清水 翔(シミズショウ)

株式会社フクロウラボ 代表取締役。明治大学を卒業後、株式会社ファンコミュニケーションズに入社。その後、株式会社アトランティス(のちにグリー株式会社の子会社)に転職。同社を退職後は、フリーランスとして大手ポータルサイト、飲食系メディア、ソーシャルゲーム提供会社などのクライアントに対して、アプリプロモーション、ASOなどのマーケティング支援のコンサルを行う。法人化後、ディープリンク最適化ソリューション・C...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2014/12/25 08:00 https://markezine.jp/article/detail/21592

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