マイボイスコムは、『映像配信サービス』に関するインターネット調査を実施した。本調査は今回で4回目。
映像配信サービスの視聴経験者は4割に
映像配信サービスの視聴経験は35.9%、ここ1年間での視聴経験は23.5%となった。視聴経験は、男性の方が多く、男性20代では5割弱と特に多くなった。週1回以上視聴者は全体の1割を占めた。
最頻利用サービス別にみると、週1回以上利用者は、Hulu主利用者、ひかりTV主利用者、BIGLOBE 動画主利用者で各6割となり、他の層より頻度が高い人が多い傾向がうかがえた。一方、NHKオンデマンド主利用者、U‐NEXT主利用者、楽天ShowTime主利用者、iTunes Store「映画」主利用者、TSUTAYA TV主利用者などでは「半年に1回以下」の比率が高く、利用頻度が低い人が多いことがわかった。
直近1年間で利用した映像配信サービス、トップは断トツで「Gyao!」
直近1年間で利用した映像配信サービスでは「GyaO! Presented by Yahoo!JAPAN(無料版)」(47.9%)が最多となり、2位以下を大きく上回った。また男性30代では「DMM.com 動画」が2割となり、他の年代より多くなった。
ダウンロードした映像の視聴機器で最も多くなったのは「ノートパソコン」
また直近1年間の映像配信サービス利用者が、ダウンロードした映像を視聴した機器は、「ノートパソコン」(47.4%)が最も多く、「デスクトップパソコン」「テレビ」「スマートフォン」が続いた。2013年と比べて、「スマートフォン」「タブレット端末」は増加し、「デスクトップパソコン」は減少した。若年層では「スマートフォン」が多く、女性20・30代では「ノートパソコン」に続いて2位となった。男性30代では「デスクトップパソコン」が最多に。
そして今後、ダウンロードした映像を視聴したい機器を聞いたところ、「テレビ」「ノートパソコン」「デスクトップパソコン」が各2~3割で上位となり、「スマートフォン」は若年層で多い傾向だった。
有料コンテンツの利用状況・利用意向は?
直近1年間の映像配信サービス利用者のうち、有料コンテンツ利用者は「主に有料コンテンツを利用する」「無料・有料コンテンツを同じくらい利用する」を合わせて22.3%で増加傾向に。「主に無料コンテンツを利用する」は75.0%となった。
また、今後映像配信サービスを有料で利用したいかを全員に聞いたところ、「利用したい」「まあ利用したい」は計8.3%、「利用したくない」「あまり利用したくない」(計73.0%)を大きく下回った。
【調査概要】
調査対象:「MyVoice」のアンケートモニター
調査方法:インターネット調査(ネットリサーチ)
調査時期:2015年1月1~6日
回答者数:11,294名
調査機関:マイボイスコム
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