ウェザーニューズは、気象アプリを展開する米国Weathermob社と、アプリ事業を買収することで合意した。今回の買収により、同社は世界最大の気象プラットフォームを形成し、北米事業展開の加速を目指す。
ウェザーニューズは、過去10年間全国のウェザーリポーターから寄せられる空の写真や体感報告を気象予報に導入する“みんなでつくる天気”を実施してきた。2013年にはグローバル向けのソーシャル天気アプリ「Sunnycomb」をリリース。北米、アジアを中心に展開している。
買収予定の気象アプリ「Weathermob」は140か国のユーザーから空の写真が寄せられる、気象コミュニティを構築している。同アプリと連携することで、これまで以上に多くのユーザーから寄せられるリポートを気象予測に活用し、各国で信頼性の高い情報提供を目指す。なお、Weathermobはこれまで同様に利用可能で、Weathermob社のCEOであるJulia LeStage氏は、Chief Editorial Officer(コンテンツ編集責任者)としてウェザーニューズの一員となる。
【関連記事】
・ウェザーニューズ、『ニコニコ生放送』と災害報道で連携へ
・アップアニー、Mobidia社を買収/日本を含む60か国・20万アプリの利用状況データ提供へ
・アップル、高速NoSQL/SQLデータベースのFoundationDB買収との報道
・Nielsen、データプロバイダーのeXelateを買収、プログラマティックな広告取引に活用
・楽天が買収したシェアリングエコノミーのパイオニア、図書館向け電子書籍配信の「OverDrive」とは