SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZine Day 2015 Autumn(AD)

「重要なのはKPI設計と効果測定」、ロックオンが語るコンテンツマーケティングの価値を高める秘訣とは?

コンテンツ改善を推進する仕組み

 岩田氏が提示した指標は計6つ。ユニーク訪問者数の数値は良くても、会員登録数は良くないなど、それぞれが異なる傾向を示すだろう。これらを総合的に評価しなければ、PDCAサイクルを円滑に回すことはできない。

 そこで岩田氏は、指標の実際値を平均と比べた“比率”をポイント化し、それの和によってコンテンツの善し悪しを判断する仕組みとして、「moz.com」の「One Metric template」を紹介する。Googleのスプレットシートになっており、Facebookの「いいね数」などの数値を入力することで「平均比率ポイントの和=コンテンツスコア」を算出して効果を可視化できる。

 この「コンテンツスコア」をコンテンツの作成者に伝えれば、モチベーションを高めるきっかけになるだろう。また流入はあるがその後のスコアが低い場合はコンテンツの見直しを、逆に流入後の反応がいい場合はタイトルなどの見直しで流入を強化するといったように、コンテンツの改善を行うこともできる。

ロックオンが導き出す「コンテンツスコア」

 岩田氏はこうした計測・分析を行わず、「PVとコンバージョンだけで評価すること」に対して懸念を示す。オウンドメディアは潜在顧客層へのアプローチであるが故に、PVに対してコンバージョンはかなり低いことが多い。その時PVとコンバージョンの間における顧客態度の変化を測定せずに「効果が低い」「割高」と判断することによって、コンテンツマーケティングの価値を見いだせず、施策そのものが停止されることがあるという。

 これに対し、「コンテンツマーケティングとは、遠くから潜在顧客にリーチし、長い時間をかけて関係を醸成していく施策。その価値を理解してもらうためにも、こうしたKPIの評価は必要であり、それに基づく運営が重要となる」と岩田氏は強調する。

 そしてロックオンでは、「コンテンツエビス」として、流入評価や読了評価、共感評価、拡散評価、成果評価の数値化と重み付けの自動計算による「コンテンツスコア」の提供を開始したという。

「コンテンツスコア」管理画面イメージ(クリックで拡大)

 「アドエビスのこれまでの蓄積があってこそ、ワンストップでここまでのコンテンツスコアを提供することができる。培ってきた資産をフル活用したソリューション」と岩田氏は胸を張る。今後はセミナーなどを開催し、「コンテンツエビス」の機能や具体的なコンテンツマーケティング運営のメソッドなどを紹介する予定だ。

記事内で紹介されている「コンテンツエビス」に関しての詳細はこちらから

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZine Day 2015 Autumn連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

伊藤 真美(イトウマミ)

フリーランスのエディター&ライター。もともとは絵本の編集からスタートし、雑誌、企業出版物、PRやプロモーションツールの製作などを経て独立。ビジネス系を中心に、カタログやWebサイト、広報誌まで、メディアを問わずコンテンツディレクションを行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2016/08/04 11:12 https://markezine.jp/article/detail/23372

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング