LIXILは、東京大学大学院情報学環ユビキタス情報社会基盤研究 センター長の坂村健教授の協力を得て、住生活におけるIoTの活用に向けた「LIXIL IoT Houseロジェクト」を開始する。
同プロジェクトでは、社員モニターを活用した実生活での検証や、理想モデルに基づく実証実験施設での検証などを通じて、住まいの中でのIoTの可能性を追求していく。具体的には、第1フェーズ(2015年~2016年)で構想・予備実験を行い、第2フェーズ(2016年~2017年)では実証環境の構築、そして第3フェーズ(2017年~)では、実際に実証実験による有効性の検証を行う予定。
同社は、2009年より「住生活の未来」の研究を開始、2015年3月には研究施設「U2-Home(ユースクウェアホーム)」を設立し、商品や生活研究のノウハウと、最新のセンサーやネットワークの技術を融合させ、人・モノ・家・社会をつなげるアイデア発想と検証実験を行ってきた。今回のプロジェクトもその取り組みの一環。
【関連記事】
・Kii、KDDI、大日本印刷の3社が「Kiiコンソーシアム」設立~IoTの知見共有と成果発信を目指す
・日本IBM、「IoT事業開発推進室」を新設~IoT技術の活用を推進・支援
・IoT広告市場、2020年には約5倍に成長/生活者関連データは約45倍に【国内IoT広告市場調査】
・ヤフー、IoT事業者向け開発支援プラットフォームサービス提供へ
・サンスターのデジタルデバイス 「G・U・M PLAY」、ティザーサイトとムービーを公開