モバイル向け動画広告プラットフォーム事業を行うFIVEは、2015年のモバイルビデオ広告市場を振り返るインフォグラフィックを発表した。このインフォグラフィックでは、同社のプラットフォームが9か月で2.5億回の動画再生を提供する規模に成長したことを発表するとともに、マーケターに役立つユーザートレンドやモバイルビデオ広告視聴の傾向をまとめた。
1.ティーン系メディアでは放課後のアクセスが急増
FIVEが配信するティーン系メディアでは、放課後からのアクセスが急増し19時にピークを迎えることがわかった。また、授業の合間や通学時間に当たる時間にもピークが存在していた。
2.再生開始後の数秒を乗り越えると離脱率が低下
同社がこれまでに提供してきた15秒素材のキャンペーンを分析した結果、最初の2~3秒を過ぎると離脱がゆるやかになる傾向があることがわかった。
3.モバイルの視聴環境に必要な3つの要素
同社によれば、モバイルの視聴環境において整備すべき3つの要素があるという。1つ目は「IN ONE GLANCE」、一目でわかる工夫だ。例えば、スクロール時などでも、常時表示するロゴやテキストを配置するといったことが必要になる。
2つ目は、マナーモード時でも、テロップでの表示で補足して音が出せない環境下でも内容がわかるようにするといった「AUDIBILITY」の要素。3つ目は「CALL TO ACTION」の整備だ。LPへ遷移できる場合は、タップできることがわかるようCall to Actionを明示するクリエイティブにすることが大切になる。
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