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「AdGang」が選んだ今週の一押しキャンペーン

インスタグラムで海底探査!ダイバーズウォッチならではの、ロマン溢れるデジタル施策


 日本でもインスタグラムが広く注目を集めはじめましたね。トルコでは、インスタグラムのタグ機能を上手く活用したキャンペーンがスタートしました。海外の広告・宣伝・プロモーション事例情報を提供している「AdGang」からの厳選記事を紹介するこの連載は、毎週水曜日更新です。

キャンペーン概要

 時期:2015年
 国名:トルコ
 企業/ブランド:Oris
 業種:精密機器

深き海の底に眠る時計(訳:かなり写真が長いけど、見つけてね)

 100年以上の歴史を誇り、多くの著名人やセレブに愛用されているスイスの老舗時計メーカー「Oris」が、トルコに進出したことを記念し、インスタグラムを活用したキャンペーン「Oris, The Lost Watch」を実施しています。

 これはインスタグラムの同社アカウントに投稿された114枚の写真の中から、隠されたオリスの時計を探し出す、いわば宝探しのようなゲーム。高性能ダイバーズウォッチで有名な同ブランドらしく、トルコのボスポラス海峡を海底まで潜りながら時計を見つけるという設定になっています。

 全体の画像からはとても見つけられないと思うので、少しだけ種明かしを。

 中央上部の魚に、うっすらと時計のフェイスが重なって見えるのがおわかりでしょうか。

 

Oris Türkiyeさん(@oristr)が投稿した写真 -

 

 こちらはクラゲの傘のあたりです。

 

Oris Türkiyeさん(@oristr)が投稿した写真 -

 

 深海魚(?)の体にも時計がくっついています。

 

Oris Türkiyeさん(@oristr)が投稿した写真 -

 

 これら画像の時計の部分には商品名がタグ付けされていて、クリックすると各商品ページへと遷移するようになっています。

 商品の写真に「いいね!」を送り、さらに『海』『時』『深さ』などのキーワードに関連した画像をハッシュタグ#ANewDiscoveryをつけて投稿すると、オリスの時計が抽選でプレゼントされるという仕掛けも用意されているようです。

 このキャンペーンは、海底に沈んでいるという謎の大陸、アトランティスの伝説からヒントを得たそうで、宝探し的な要素を含んだロマン溢れるテーマ設定と、幻想的な写真の数々が見る人を惹きつけます。

 と同時に、海に潜った時の過酷な状況にも耐えうるタフさを感覚的にアピールすることにも成功した、ユニークなデジタル施策でした。

先週の紹介キャンペーン

 “手紙離れ”に待ったをかける! オランダ郵便局によるバレンタイン限定“キス切手”プロジェクト

 AdGang

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山田 健介(株式会社PR TIMES)(ヤマダケンスケ (PR TIMES))

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MarkeZine(マーケジン)
2016/03/11 20:04 https://markezine.jp/article/detail/23801

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