SHHIPと購買ファネルの関係性
Star動画
まずStar動画は、ブランド認知や好感度、ロイヤリティ向上に効きます。内容を限界までコンテンツに振り、コミュニケーションのネタになる事が重要です(第3回、第5回参照)。
従って、具体的な商品について色々と説明することは難しく、ブランドに対する印象を形成する狙いとして用いることが向いています。
Help動画
次にHelp動画ですが、実はStar動画に似ています。視聴のきっかけが、生活上の疑問に対する答えを求めた検索行動であるという点から、疑問に対する解答を提供することがHelp動画には必要とされます。
そのため、解答と関係の薄いことはできません。全ての生活上の疑問がダイレクトに自社商品で解決するわけでない限り、どちらかというと商品に関連するテーマに関するハウツーを提供し、恩を感じてもらってブランド認知・好感を醸成するという目的が強い施策です。
Habit動画
Habit動画は、リピートやロイヤリティを高めることに向いています。
続きが見たいと感じ、習慣になるようなコンテンツがHabit動画には必要とされます。習慣化することで、動画を見るために自社サイトや自社チャンネルへの再訪が増えたり、何度も何度もコンテンツに触れることで、ブランドへの接触を増やしてロイヤリティを感じてもらうことができます。
Insert動画
Insert動画は、商品の認知、関心を高める狙いに向いています。
広告出稿で他人のコンテンツに差し込む事が前提になるので、自社が伝えたい内容をある程度プッシュで説明することができます。もちろん、第1回で説明したように、一方的なメッセージが過ぎるとネットではスキップされますので、差し込む先のフォーマットや文脈を意識しながら、邪魔になり過ぎないような形で商品について関心を引く必要があります。
Persuasion動画
Persuasion動画は、ずばり購入や申し込みなどのアクションを促すものです。主に自社サイトのコンテンツの一部として掲載されるものであるため、商材に対して既に何らかの関心がある人が見るものと考えます。サイト来訪者の不安を取り除いたり、積極的に購入する理由を提供することで、コンバージョンを高めることが重要なミッションになります。