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The Trade Desk、デジタル広告データマーケットプレイスの大規模刷新を発表

 The Trade Deskは2025年10月20日、デジタル広告分野におけるサードパーティデータマーケットプレイスの大規模刷新「Audience Unlimited」の提供計画を発表した。

 これまで広告主は、サードパーティデータの選定難やコスト負担の課題に直面し、全体のメディア費の20%程度しか活用していなかった。本施策では、AI技術を活用したデータ選定と、包括的な価格体系により、広告主によるデータ活用の効率化とコスト抑制を実現する。

 「Audience Unlimited」では、数百の信頼できるプライバシーに配慮したサードパーティデータプロバイダーが提供する数千のデータセグメントをAIがスコアリングし、広告主のキャンペーンと関連性が高いデータを選定する。料金体系を一括にすることで、従来と比べ大幅に低コストで関連データを包括的に利用でき、コストの予測がしやすくなる。これにより、ターゲティング精度の向上と、運用の負担軽減が期待される。

 また、広告主向けには新たに「Koa Adaptive Trading Modes」を導入。AIが運用をサポートする「パフォーマンスモード」と、入札や予算配分を手動管理できる「コントロールモード」の2種類が用意されている。パフォーマンスモードでは追加費用なくデータ活用が可能。コントロールモードでは、インプレッションコストに段階的に3.3%や4.4%の料金が適用されるが、AIが最適化機会の提案も行う。

 「Audience Unlimited」と「Koa Adaptive Trading Modes」は2025年末からKokai上の一部代理店に提供開始し、2026年初頭には全ユーザーが利用できる予定である。

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2025/10/23 11:15 https://markezine.jp/article/detail/50067

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