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電通ら4社、アナログ交通・屋外広告にDOOH指標を応用し広告効果を可視化

 2025年10月16日、LIVE BOARD、NTTドコモ、電通アドギア、電通は、2024年10月1日から2025年7月31日の期間にサントリーが出稿したアナログ交通・屋外広告(以下OOH)について、デジタル交通・屋外広告(DOOH)の各種指標を応用し、その広告効果の可視化を実現したと発表した。

 背景には、交通・屋外広告が依然として高いシェアを維持しつつも、OOHに業界共通の指標が存在しなかったことがある。本実証実験では、DOOHで導入されているインプレッション(広告視認者数)、リーチ(広告を見たユニークな人数)、フリークエンシー(1人あたりの接触回数)等の指標を応用。日本全国の900超の媒体、180路線以上で効果測定を実施した。

アクチュアル計測による客観的な広告接触数算出

 ドコモの1億規模会員基盤データや「モバイル空間統計」「docomo Sense」を活用し、OOHにおけるインプレッション/リーチ/フリークエンシーを計測。これにより、従来は困難だったアナログOOHの広告への接触回数やユニーク視認者数も定量的に把握できるようになった。

アンケートとスコアリングを通じたインパクトの可視化

 新宿・渋谷などの東京主要駅と地方18エリアで、対象エリア来訪者へ広告イメージなどを問うアンケート調査、ならびに全65媒体の掲出サイズや設置位置など7項目によるスコアリングを実施。この結果を基にエリアごとの広告インパクトを評価した。

効果測定モデルの成果と今後への展望

 アクチュアル計測による接触回数と、インパクト計測という2軸で計測・評価した結果、OOH広告価値の可視化が可能となった。今後は指標の透明性・信頼性向上を図り、PDCAプランニングを支援できるメディアプランニングの実現を目指す。

調査概要

調査時期:2024年10月1日~2025年7月31日
対象:サントリー出稿のOOH広告、全国900媒体以上、鉄道180路線以上
手法:ドコモ会員データ・モバイル空間統計・アンケート・スコアリングによる効果測定
参加会社:LIVE BOARD、NTTドコモ、電通アドギア、電通

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2025/10/21 12:15 https://markezine.jp/article/detail/50058

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