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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

クリエイティブを“科学”する動画マーケティング

ポイントは「購買ファネルとの対応」と「狙いに沿ったKPI」 動画マーケティングの評価方法

SHHIPと購買ファネルの関係性

Star動画

 まずStar動画は、ブランド認知や好感度、ロイヤリティ向上に効きます。内容を限界までコンテンツに振り、コミュニケーションのネタになる事が重要です(第3回第5回参照)。

 従って、具体的な商品について色々と説明することは難しく、ブランドに対する印象を形成する狙いとして用いることが向いています。

Help動画

 次にHelp動画ですが、実はStar動画に似ています。視聴のきっかけが、生活上の疑問に対する答えを求めた検索行動であるという点から、疑問に対する解答を提供することがHelp動画には必要とされます。

 そのため、解答と関係の薄いことはできません。全ての生活上の疑問がダイレクトに自社商品で解決するわけでない限り、どちらかというと商品に関連するテーマに関するハウツーを提供し、恩を感じてもらってブランド認知・好感を醸成するという目的が強い施策です。

Habit動画

 Habit動画は、リピートやロイヤリティを高めることに向いています。

 続きが見たいと感じ、習慣になるようなコンテンツがHabit動画には必要とされます。習慣化することで、動画を見るために自社サイトや自社チャンネルへの再訪が増えたり、何度も何度もコンテンツに触れることで、ブランドへの接触を増やしてロイヤリティを感じてもらうことができます。

Insert動画

 Insert動画は、商品の認知、関心を高める狙いに向いています。

 広告出稿で他人のコンテンツに差し込む事が前提になるので、自社が伝えたい内容をある程度プッシュで説明することができます。もちろん、第1回で説明したように、一方的なメッセージが過ぎるとネットではスキップされますので、差し込む先のフォーマットや文脈を意識しながら、邪魔になり過ぎないような形で商品について関心を引く必要があります。

Persuasion動画

 Persuasion動画は、ずばり購入や申し込みなどのアクションを促すものです。主に自社サイトのコンテンツの一部として掲載されるものであるため、商材に対して既に何らかの関心がある人が見るものと考えます。サイト来訪者の不安を取り除いたり、積極的に購入する理由を提供することで、コンバージョンを高めることが重要なミッションになります。

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狙いに沿ったKPI

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この記事の著者

小野 敬明(オノ タカアキ)

外資系コンサルティングファームにて戦略コンサルティングに従事した後、2014年に企業のデジタル動画マーケティングを支援する株式会社Viibarに参画。自社のマーケティング活動を統括すると共に、動画を活用したマーケティング戦略や、データを基にした動画の企画・制作メソッドの開発を行う。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2016/03/09 10:00 https://markezine.jp/article/detail/23938

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