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『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

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マーケティングオートメーションの真の運用は、本質の理解から始まる。(AD)

キリンが目指す「飲料の未来」とは ~「B→Dash」導入で実現する統合マーケティングの全貌に迫る

決め手は初期設定の低負担

――この春からマーケティングプラットフォーム「B→Dash」の活用を開始されるそうですが、導入を検討し始めたのは、いつ頃のことでしたか?

 昨年の10月下旬から検討を始めて、12月に導入を決めました。検討から導入決定までは、1、2ヶ月ほどの期間をかけました。

――競合他社のツールとも比較されたと思いますが、なぜ「B→Dash」の導入を決定したのでしょうか。決め手となった理由を教えてください。

 決め手となった理由は「マーケティング全体をカバーする機能ラインアップ」と「フロムスクラッチさんの臨機応変な環境構築」の2つです。前者は、現在世に提供されているマーケティングツールのほとんどが単独の機能に特化しているという背景があります。例えば、既存会員向けにメールを送る用途のみであれば、メール配信ツールやマーケティングオートメーションツールでも良いかもしれません。しかし、統合的にマーケティングを実践する場合には、様々なシーンでデータの取得・統合・活用が必要になります。そのため、マーケティングに必要な機能をオールインワンで提供している「B→Dash」を選びました。

 また後者に関しては、現在蓄積している膨大なデータを手対応で加工すると、都度、工数と時間がかかり、作業ミスも起きる可能性があります。しかし、「B→Dash」は当社の保有するデータに合わせ、臨機応変に環境を整えてくれたことで、初期の環境設定の変更に対する負担が圧倒的に小さく、運用工数が削減されることで、より本質的なデータの管理が実現することは大きなメリットでしたね。

 そして何より、当社のニーズを追加機能として実装することで、一緒に「B→Dash」というプラットフォームを当社の環境に最適化させ、DRINX専用の「プライベートなマーケティング運用プラットフォームにしていきましょう」という考えに共感したのも、導入を決めた大きな要因になったと思います。

情報を集約し、One to Oneマーケティングを強化

――導入を検討するにあたり、どのような課題感をお持ちだったのでしょうか?

 端的に言うと、サービスのスピードを重視したが故に、マーケティングを快適に行える環境構築が後追いになっていました。主な例を挙げるとすれば、顧客別にメールの配信管理を行うことが困難な状況であることに課題を感じていました。

――先ほどシステムやお客様相談室はアウトソーシングされているというお話がありましたが、メール配信はどのようなフローで運用されているのですか?

 メールの原稿は事業部の人間が制作しています。その後、メールを送る対象者のリストを抽出するのは業務委託先のシステム会社で、実際に配信作業を行うのはお客様センターのあるコールセンターの会社に請け負ってもらっていました。このフローがオペレーション上、非常に複雑になっているので、「誰に・何回・どんなメールを送ったのか」といった情報を一元化することが不可能な状態でした。これらの情報が分散していることで、メールを介したマーケティングのPDCAが回せないところが、大きな課題になっていました。

――なるほど。まず、メールマーケティングの効率化を図りたかったと。

 短期的には、そうですね。また、コールセンターは、主な依頼業務であるお客様の声を拾うことに集中してもらいたかったという点もあります。加えて、お客様のサイトの閲覧情報をはじめとする、オンラインの行動履歴や購入履歴を一元化して「B→Dash」で確認できるというのは、当社が中期的に実現したかったところではありました。

●キリンが導入した次世代型マーケティングプラットフォーム「B→Dash」の詳細はこちらからご確認下さい!

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オールインワンでボトルネックを可視化する

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この記事の著者

野本 纏花(ノモト マドカ)

1983年生まれ。成蹊大学経済学部卒業。大学卒業後、大手IT企業にてレンタルサーバーサービスのマーケティングを担当。その後、モバイル系ベンチャーにてマーケティング・プロダクトマネージャーを務める傍ら、ライター業を開始。旅行関連企業のソーシャルメディアマーケターを経て、2011年1月Writing&Marketing Com...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2016/04/28 09:00 https://markezine.jp/article/detail/24140

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