楽天は、旅行予約サイト「楽天トラベル」の2016年3月19日から5月15日までの予約人泊数をもとに、春の訪日外国人の旅行動向を発表した。
「楽天トラベル」における、春の訪日外国人旅行は、円安やビザ発給要件の緩和を背景に、 前年同期比55.4%増と伸張しており、大都市を抱える都道府県がランキングのトップ10に入った。中でも沖縄県、福岡県、愛知県は航空便およびクルーズ船のアクセス拡充などにより、前年の2~5倍まで急増している。
居住国別では中国・台湾・香港・タイからの宿泊予約数が多い結果となった。特にタイに関しては、4月13日から15日までの旧正月期間中における予約が前年比26.1%増となった。
タイからの入国者数は日本政府観光局の「平成27年 訪日外客数・出国日本人数 2015 Visitor Arrivals & Japanese Overseas Travelers」によれば、2014、2015年ともに前年比で20%以上も増加している。その背景には、日・ASEAN友好協力40周年を契機として2013年7月から、15日を超えない短期滞在での活動を目的とするタイ国民が、ビザなしで日本に入国できるようになったことが考えられる。
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